砂漠の怪物! トヨタに3年ぶりのダカールラリー総合優勝をもたらした「ハイラックス」のすごすぎる中身 (1/2ページ)

砂漠の怪物! トヨタに3年ぶりのダカールラリー総合優勝をもたらした「ハイラックス」のすごすぎる中身

この記事をまとめると

  • 1月上旬にサウジアラビアで「ダカールラリー2022」が開催
  • トヨタ勢が3年ぶり、2度目の総合優勝を果たした
  • 主力マシン「GRダカールハイラックスT1+」の詳細を解説

最新「ランクル300」のV6ターボを搭載し足まわりを熟成

 同モデルは、スーパープロダクショングループの「T1+クラス」に対応した専用のプロトタイプ車両。コア・コクピット・レイアウトを持つチューブラーフレームのシャシーに、3500ccのV6ガソリンツインターボエンジンをフロントミッドに搭載したレーシングマシンだ。

TOYOTA GAZOO RacingのGRダカールハイラックスT1+

 エンジンは新型「ランドクルーザー300 GR SPORT」に搭載されている「V35A」型がベース。FIAのレギュレーションによりブースト圧が制限されていることから、最大出力は298kw(約400ps)、最大トルクは660N・mに制限されているものの、それでも「モーテック」のエンジンマネジメントを採用することにより、低回転域でのトルクを強化している。そのほか、エンジン自体の軽量化を図ることで車両バランスの改善を行っていることが、同マシンの特徴と言えるだろう。

ランクル300GR SPORT搭載のV6エンジンを搭載

 ターボユニットとインタークーラーは市販の標準部品だが、エンジンと組み合わせるトランスミッションはモータースポーツで豊富な実績を持つ「サデフ」製の6速シーケンシャルを採用。また車体面においては、2021年モデルに対してサスペンションストロークを280mmから350mmに変更するなど足まわりも熟成されており、走破性の向上が窺える。

 これに合わせてタイヤも32インチから37インチへとアップしたほか、タイヤ幅も245mmから320mmへ拡大するなど細部のブラッシュアップに余念がない。

タイヤは32インチから37インチへっとアップしタイヤ幅も拡大している

2022年のダカールラリーでは、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメルが総合優勝。トヨタ勢にとって2度目の総合優勝となったが、その原動力である主力モデル「GRダカールハイラックスT1+」について解説しよう。