日本のターボは「日産」から始まった! 昭和オヤジが狂喜乱舞した黎明期のモデルたち (1/2ページ)

日本のターボは「日産」から始まった! 昭和オヤジが狂喜乱舞した黎明期のモデルたち

この記事をまとめると

  • 日本で最初にターボ車を市販したのは日産だった
  • 1979年に登場したセダンのセドリック/グロリアに初採用
  • 純スポーツカーのフェアレディZは1982年に追加された

日産のターボ搭載車が一気に増えていく

 さて、セド/グロの登場以降、日産のターボ攻勢は、まさしくターボを効かせたかのように一気呵成に始まった。順番に車種を列挙してみると、910ブルーバード(1980年3月)、C210スカイライン(1980年4月)、シルビア/ガゼール(1981年5月)、初代レパード/同TR-X(2L=1981年7月、3L=1984年6月)と続き、さらに1.5Lのサニー(1982年9月)も登場した。ブルーバードSSSターボ

 少し整理しておくと、ブルーバードとシルビア/ガゼールが搭載したのは、4気筒の1.8L、Z18E・T型で135ps/20.0kgm(Z18E型=115ps/15.5kgm)というスペック。ブルーバードのカタログを見ると“ターボチャージャーが驚くほどのパワーアップを実現する原理を利用して、1980年代が要求する省燃費、低騒音、そして排ガスのクリーン化をめざしています”としており、エンジンにマッチさせた“ターボトルコン”なるATが設定されたり、ノックセンサーも採用していた。ブルバードSSSターボのカタログ

 スカイラインと初代レパードには、セドリック同様に6気筒のL20E・T型を搭載。スペックは145ps/21.0kgmと共通。ただし車両重量はスカイライン(セダンの1205kg〜ハードトップの1245kg)、レパード(2ドアの1195kg〜4ドアの1205kg)、セドリック/グロリア(セダンの1385kg〜ハードトップの1485kg)とモデルごとに当然ながら差があった。この3車種では、ノッキング制御機能をエンジン電子集中制御システムに組み込み、カタログで“ECCS TURBO”を謳うレパードが、当時の10モード燃費で10.5km/Lと、セドリック/グロリア(車両重量1485kg)の8.4km/Lに対して、L20ターボ中、最良の燃費データをモノにしていた。スカイライン・ジャパンのカタログ

市販車初のターボ車というとBMW 2002ターボ(1973年)が有名だ。ところがオイルショックが起こっていた時期と見事に重なり、2年に満たない短命に終わった。一方で日本で最初にターボ車を市販したのは日産だった。ここでは初の搭載モデルやその後のモデルを紹介する。