圧勝の陰に「名エンジン」あり! モータースポーツでえげつないほど「勝ちまくった」国産名機4選+α (1/3ページ)

圧勝の陰に「名エンジン」あり! モータースポーツでえげつないほど「勝ちまくった」国産名機4選+α

この記事をまとめると

  • レースで勝ちまくった国産名エンジンたち
  • 筆頭はグループAで29戦29勝のRB26DETT
  • 番外編でランチアやBMWからも選出した!

 

スカイラインGT-Rの29戦29勝の立役者となった国産最高峰エンジン

【日産RB26DETT:2.6L直6DOHCツインターボ】

 まず、筆頭に挙がるのはクルマ好きなら誰もが知っているであろうR32型スカイラインGT-Rで初搭載されたRB26DETT。平成の国内ツーリングカーレースで圧倒的な人気を誇ったJTC(全日本ツーリングカー選手権・通称グループAレース)で勝つために、開発時からレース規定を最大限活用したクルマ作りを行ったことで有名だ。RB26DETT

 グループAに参戦するためのホモロゲーション(連続する12カ月で5000台生産する4座以上の車両)を取得した基準モデルの直列6気筒DOHCツインターボエンジンは、パフォーマンス、最適なタイヤサイズと車両重量を考慮した結果、2568㏄の中途半端といえる排気量が与えられた。

 素材は重い鋳鉄性であったが、600㎰に耐えうる強度と耐久性を兼ね備え、6連スロットル、ナトリウム封入エキゾーストバルブ、クーリングチャンネル付きピストンなどのパフォーマンスを引き上げるための最新技術を惜しげもなく投入。さらにその圧倒的なパワーを受け止める革新的な4WDシステム「アテーサE-TS」を組み合わせるなど、勝つための基本性能を盛り込んだ。R32型スカイラインGT-Rニスモ

 その上でレギュレーションのスポーツエボリューション規定(ホモロゲーションの生産台数とは別に500台追加生産するならば特殊モデルを認める)に合わせた、限定車のNISMOを設定。グループAミートモデルといえるNISMOは大型メタルタービン、冷却効率を高めるエアロパーツなどを標準化することで、安定して600㎰を発揮することができた。R32型スカイラインGT-Rニスモのリヤスタイル

 1990年3月のデビュー戦からレースが終了するまでの4年間、最高峰のディビジョン1クラスで負け知らずの29戦29勝を挙げたのはご存じの通りだが、その強さはエンジンを請け負った日産工機のREINIK部門による、緻密なエンジン開発と当時としては珍しいデータロガーによる解析&管理にあった。パワーを引き出す(最大時は670㎰、JTCでフォードシエラが撤退した1991年以降は耐久性を重視して550㎰にダウン)だけでなく、いかに壊さないようするかまでを追求したマネージメント力が、負け知らずの伝説を作った大きな要因だ。

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