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たった10万円程度で確実にモッサリ愛車が激速に! 結構手軽ないまどきのブーストアップ事情

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新

ノウハウのあるショップに任せれば安心して乗れる

 気になるのは寿命やダメージだ。パワーアップするということは、それだけエンジンやタービンに負担がかかり、寿命が短くなることも否定はできない。しかし、過度のブーストアップではなく、純正ブースト圧に比べて20~30%ほどのブースト圧アップで、しっかりと燃料噴射量や点火時期を詰めれば、決して即寿命が短くなることはない。普通に使ってきちんとメンテナンスすれば、10万kmでも20万kmでも走ることが可能だ。

傷んだピストンのイメージ

 逆に言えば過度に高いブーストを掛ければノッキングでピストンが溶けたり、ピストンのダメージによるヘッドガスケット抜けが起きたり、パワーの出し過ぎによってコンロッドが折れることもある。

 昔はプライベーターが知識もないまま、強引にブースト圧を制御するアクチュエータを細工してブーストアップ。過給圧は高まったものの、燃調や点火時期はでたらめなままで、あっという間にエンジンブローということもあった。そんなことから、ブーストアップはライフが短くなるとか、あのエンジンは300ps持たなかったとか、謎の都市伝説がたくさん生まれている。きちんとしたブーストアップであれば、問題なく普通に長期間乗れる。それが現代のチューニングである。

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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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