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ぶつける率も高いサーキット走行! 安全装備の「エアバッグ」が御法度な謎

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: TOYOTA GAZOO Racing/ホンダ/Auto Messe Web

  • エアバックレスのイメージ

  • エアバックレスのイメージ
  • エアバックレスのハンドルに交換したGT-R
  • 86ワンメイクレース
  • NSXのエアバック
  • 軽自動車に装備されるエアバックのイメージ

今や軽自動車でもあらゆる箇所に採用されている

 事故などの衝撃を受けると袋体が膨らんで衝撃を緩和し、ドライバーを保護してくれる自動車用のエアバッグ。今やほとんどの車種に標準装備されており、運転席のみならず助手席やシートのサイド部分、インパネの下部などに装着されるケースも多い。

軽自動車に装備されるエアバックのイメージ

 シートベルトと併せて死亡や重篤なケガを減少させた功労者だが、スポーツ走行ではあえてエアバッグなしのステアリングへの交換や、サーキットではエアバッグを作動させないよう対策するのがお約束だ。安全性を高める装備であることは確かなのに、わざわざ使えなくする意味は何なのだろうか?

昔のエアバックハンドルは質感がイマイチだった

 まずエアバッグがない社外品に交換する理由は、生地のクオリティを含め操作性がいいことだ。最近のスポーツカーは別として昔の純正ステアリングは、エアバッグの有無に関わらず使い勝手がよくなく、デザインや材質もイマイチと言わざるを得なかった。繊細かつ正確なステアリング操作はタイムだけじゃなく安全にも影響するため、サーキット派がスポーツ走行に特化した社外品を使うのは自明の理といえる。

NSXのエアバック

 しかし、近年は上で書いたとおり、見た目も操作性も良好なエアバッグ内蔵の純正ステアリングが増えており、社外品に交換せずサーキットを走る人も少なくない。余談だがエアバッグの標準装備が当たり前になる以前は、自動車保険でエアバッグ装着車を対象とする特約があり、外すと保険料が値上がりするなどのデメリットも存在した。しかし、現在は自家用の普通乗用車や小型乗用車に関して、すべての保険会社でエアバッグによる割引がなくなっている。

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