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災害時にもアウトドアにも最強のクルマの100Vコンセント! 覚えておきたい「限界」4つとは

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web

  • クルマで家電が使えるイメージ

  • AC100V1500Wコンセント
  • プリウスPHVの家への電力供給イメージ
  • キャンプなどでの使用想定イメージ
  • 使える家電の一例
  • クルマで家電が使えるイメージ

アウトドアはもちろん外出先で仕事するにも有効

 アウトドアやキャンプ、そして災害時の停電下で大活躍してくれるのが、クルマに備わったAC100V/1500Wコンセントだ。ハイブリッド、PHV(PHEV)、BEV(電気自動車)に用意されていて、車内外で1500Wまでの家電品を使うことができるようになる。

 コーヒーメーカー、簡易電子レンジ、ホットプレート、湯沸かしポット、そして照明など、ドライブ先で使える家電品は意外に多い。それこそ車内外が「どこでもカフェ」、「どこでもレストラン」になったりする。

使える家電の一例

 そして災害時には非常給電システムなどを用いて、家のなかに電源を供給することもでき、AC100V/1500Wコンセント付きのクルマは、まさに移動する電源車と言ってもいいのである。実際、東日本大震災の直後、東北の停電した地域に全国から集められたトヨタ・エスティマハイブリッドなどが、暗闇に包まれた場所にクルマの電力を使って明かりを灯し、コンサートまで開催した逸話もあるほどだ。三菱自動車も、アウトランダーPHEVの給電機能を使った、全国の自治体との災害時協力協定の締結を積極的に行っている。

 トヨタ・プリウス、プリウスPHV、三菱アウトランダーPHEVなどは、ずいぶん前からAC100V/1500Wコンセントを用意しているが、なんと新型トヨタ・アクアは全グレートにAC100V/1500Wコンセントを標準装備。コンパクトカーながら、アウトトドアや災害時に便利で安心な機能をアピールしていると言っていいだろう。

AC100V1500Wコンセント

使いたい家電の消費電力は要チェック

 だが、当然、AC100V/1500Wコンセントでは1500W以上の電力は使えないし、コンセントがふたつあったとしても、使用する家電品の総消費電力が1500Wを超えることはできない。また、バッテリーが規定レベル以下になると、ハイブリッド、PHV(PHEV)の場合はエンジンが始動する。エンジンオフで永遠に電気を持ち出せるわけではないから、アウトドアやキャンプでAC100V/1500Wコンセントを使う際は、エンジン始動による周囲への迷惑については熟慮する必要がある。

キャンプなどでの使用想定イメージ

 注意したいのは、BEVのAC100V/1500Wコンセントだ。ハイブリッド、PHV(PHEV)では、AC100V/1500Wコンセントによって電気を使い、バッテリーが減っても、エンジンで発電できる(ガソリンがある限り)。しかしBEVで無茶にAC100V/1500Wコンセントを使うと、ただただバッテリーを消費することになる。駆動のためのバッテリーがカラにならないようなヒューズ機能はあるにせよ、すぐに充電できる環境になければ、発電するためのエンジンをもたないがゆえに注意が必要だ。

 話をまとめると、AC100V/1500Wコンセントでできることは、

1:車内外で家電品を使うことができる
2:ワーケーションなどで使うノートパソコンの充電が移動中や停車中にできる
3:災害時などでは、家に給電することができる
4:ハイブリッドやPHV(PHEV)であれば、発電のためのエンジンを持っているためバッテリー消費にそれほど気遣う必要なく電力を使うことができる

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