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あわや大惨事! チューニング愛好家が本当にやらかしたサーキットでの事件4つ

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/Auto Messe Web編集部

  • 筆者が所有するAE86
  • 十字レンチを常備しておこう
  • こちらも筆者が所有した180SX
  • あやうくエンジンブローするところだった
  • 走行中にシートが動くとホントにアブナイ
  • いまどきのクルマでは見かけないシガープラグ

筆者のウッカリ事例を他山の石に、安全で楽しいサーキット走行を

 プライベーターであるチューニング好きにはひとつやふたつ、やらかしてしまったことはあるかも? 筆者が過去にやらかした「ヒヤリハット」事件を恥ずかしながらご紹介。ぜひご覧の皆さまには参考にしていただき、こんな事件が起きないことを願うばかりであります。

※写真はすべてイメージです。

その1:ホイールナット締め忘れ事件

 あれは「AE86」でのこと。家を出てバイパスを走行中、あちこちからガタガタと音が。だんだん露骨に音も振動も大きくなっていくことに不安を覚えて路肩に止まってみる。とくに変な様子はないが、ホイールナットを指で回してみると、なんとクルクル回るのである……。

 そういえば前日にタイヤを外して何かしたような気がするが、でもトルクレンチで締めた気もする。でも、事実として今ここでナットは緩んでいるのである。締めるほかにないのである。いやでも、絶対締めた記憶があるから、塀で囲まれたわが家の庭の駐車場に、深夜に誰か入ってきてホイールナットを4輪とも緩めたのかもしれない……と思ったが、わざわざそんなことするほど恨まれてる記憶もない。というか、そんなことより、とにかくどうにか締めないと動けない。

筆者が所有するAE86

 そんなときに限って、十字レンチがない。というか、そもそもいつも十字レンチを積んでいるわけではなかった。車載工具のレンチのサイズとスポーツホイールナットのサイズは変わってしまっていて使えず。

 たまたま車内から出てきた工具でとりあえず締めて、速やかにゆっくりと家に帰ったのでした。それからつねに車内には十字レンチを積んでいくように心がけております。

十字レンチを常備しておこう

その2:180SXでベルト切れ事件

「180SX」のタービン交換により360psが完成して、意気揚々と走行会に参加。コースインからタイヤを2周ほど温め、いざタイムアタック! 最終コーナーを飛び出し、1コーナー、2ヘアピンとクリア。2ヘアピンもうまくいき、最終コーナーに飛び込んだ。

 その瞬間「ステアリングロックが掛かった?」と思うほど、強烈なステアリングの重さになった。このままでは飛び出してしまうと気合いでハンドルを切り、なんとかホームストレートに戻ってきたと思っていたら、ボンネットから湯気が見えるのである! 後付けの水温計を見ると130℃だか140℃だか、こちらの意識が遠のくような温度を指しているのだった。

こちらも筆者が所有した180SX

 ボンネットを開けてみると、そこには真っ黒いサキイカのようなものが大量に詰まっている。何が起きたかと言うと、タイミングチェーンだからと何もしていなかったせいで、無交換だったウォーターポンプの軸がまず折れた。そこから外れたベルトが絡まってサキイカ状態になってエンジンルームに散乱。パワステポンプが作動しなくなってハンドルが急激に重くなり、ウォーターポンプ停止でエンジンは瞬時にオーバーヒートしたのだった。

 もちろんレスキューを呼んで帰ることになり、後日、ウォーターポンプとベルト交換でエンジンは復活した。とくに冷却水が減るようなこともなかったが、あわやエンジンブローの重大な事態だった。タイミングチェーンのクルマでもウォーターポンプとファンベルトは交換しましょう。

あやうくエンジンブローするところだった

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