家族の一員だったら「犬の乗り心地」も重要! 人もワンコも幸せになれるクルマと装備の選び方【多人数家族編】 (1/2ページ)

家族の一員だったら「犬の乗り心地」も重要! 人もワンコも幸せになれるクルマと装備の選び方【多人数家族編】

この記事をまとめると

  • 愛犬も快適に過ごすことができるクルマ選びの条件は
  • 犬は体温調整が苦手なので乗車位置は後席シートに限る
  • 愛犬を連れての多人数乗車なら3列シートミニバンがオススメ

愛犬のラゲッジ乗車は誤りでベストポジションは後席に限る!

 そこで、愛犬を迎えたファミリーにぴったりな、ドッグフレンドリーなクルマ選びのポイントを紹介したい。ただし犬種、犬のサイズによって、その要件は異なる。そして、愛犬の乗車場所は後席がベストということを忘れないでほしい。CMや用品カタログなどで、犬をワゴンのラゲッジルームに乗せているシーンを見かけるが、それが可能なのは大型犬で、しかも晩秋、冬、早春の気温が安定している季節に限られる。後席に乗車する筆者と愛犬

 その最大の理由は、犬は1年中ずっと毛皮を着ていて、足の裏からしか発汗できない体温調節が苦手な生き物だからだ。つまりは基本的に暑がり。暑い季節にエアコンを使っても、車内の温度が安定するのは前後席だけ。そもそもエアコンはラゲッジルームの空調のことなど考えて設計されていないのである。言い方を変えれば、犬と同様、まだ言葉を発することができず、暑くても「ママ、暑いよ~」と言えない幼児を、ラゲッジルームに乗せられるんですか? ということ。加えて、犬は熱中症にもなりやすく、それで命を落とすこともあるのだから危険だ。空調の整った場所=後席に乗せてあげるのがベストという結論になる。

必要に応じて抱っこして乗せ下ろしできる3列シートのミニバンがオススメ

 そこで、全犬種にお薦めできるのは、3列シート仕様のミニバンだ。犬を抱っこして乗せ下ろしできる中小型犬の場合、子どもを抱っこして乗せ下ろしするのと同様にドアの開口部は大きく広いほうが、抱っこしている飼い主にとってラク。つまり子育て御用達カーは、ドッグフレンドリーカーでもあるわけだ。しかも、愛犬を含む家族総出でドライブに出かける場合でも、小型犬1~2頭なら、人は5~6人は乗車できることになる。デリカD:5の3列目シートでくつろぐ愛犬

 しかし、2列シートのワゴンやSUVだとそうはいかない。また、愛犬をエアコンの風がしっかり届く3列目席を専用席にすれば、車内の抜け毛、ヨダレ汚れも最小限に抑えることができ、あとの掃除もラクチンというわけだ。自分で乗り降りできる犬の場合でも、スライドドア部分がワンステップ&低床のミニバンであれば、足の短い小型犬、中型犬でも乗降がしやすい。乗り降りしやすい低床フロアのスライドドア車

ゾーンごとに温度調整できるエアコンのほかサンシェード付きウインドウも欲しい

 その上で、理想は3ゾーンフルオートエアコンやリヤウインドウダークガラス、2列目席ロールサンシェード付きのミニバンを選びたい。理由は前席の乗員が寒がりでエアコンの温度を下げたくなくても、後席に乗せた暑がりの愛犬用に、後席の温度を低くセットすることが可能なのである。筆者は愛犬が乗車する場所に、運転席で確認できる室内温度計のセンサーをセットしている(20~22度が犬の適温)。後席ウインドウ用サンシェード

 また、細かいことを言えば、犬が乗車するシートはできる限りフラットなほうがよい。そのほうが安定して乗っていられるし、ドッグベッドやサークルなどを設置するにしても安定するからだ。また、ハイブリッドなど電動車に用意されるAC100V/1500Wコンセントがあると、さらに快適で楽しいドライブになる。ラゲッジで愛犬とティータイム

 ドライブ先に愛犬と入れるカフェやレストランがなくても、車内外でコーヒーメーカーや簡易電子レンジなどの家電品が使えるから、景色のいい場所に止めればそこが「どこでもドッグカフェ」になる。バックドア部分をテラス席にしてもいいし、2列目席をスライドさせてカフェのソファ席に見立て、足元のフラットスペースに愛犬を寛がせることができるのもミニバンならではだろう。

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