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クルマ好きの「癒しの場」オフ会が危機! マナー違反から違法までトラブル続出

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部 竹内耕太

  • カリフォルニアの名門VWクラブの集会は有名で、会場のハンバーガーショップも名所となって共存共栄している
  • 駐車場に似たようなクルマが何台も長時間占有と周囲からは違和感がある
  • 会場に事前に相談して許諾を得ておくのが一番安全
  • パーツ交換会(スワップミート)もマナーを守らないと闇市のようになる

SNS経由でクルマ好きが気軽に交流できる時代

 ネットの普及に伴って増えてきたのが「オフ会」だ。オフとはオフラインのことで、オンライン上で知り合った同好の士がSAやPA、公園の駐車場などに実際に集まることを指す。現在では、TwitterやFacebookなどのSNSがその媒介となっているが、それ以前ではウェブサイト内のフォーラムが使われることが多かった。

 SNSなどで盛り上がりつつ、実際に会ってワイワイと楽しむのは確かに楽しいし、それ自体は悪いことではない。参加してみても、文字と写真のやり取りだったのが、本人とその愛車を目の前にして話に花を咲かせるのは独特の楽しさがあって、新しいクルマの楽しみ方のひとつと言っていい。

※写真はすべてイメージで、会場の許可を得て開催された海外のミーティングです。

トラブル続出で「集会禁止」の駐車場が増えている

 ただ、トラブルが増えているのは気になるところだ。同じクルマが複数台ずらりと駐車場に並んで、それを前にして喋り込んでいるのは、周囲から見て違和感があるのは事実。ただ通りがかりでたまたま集まっている、といった感じではないことは一目瞭然だ。派手な車種だと、さらにその違和感は増して、興味のない人から「暴走族」に見えると言われても一概に否定はできないだろう。

 ニュースにもなった大黒パーキングエリアでは、LEDが輝きまくって、爆音で音楽を流したスーパーカーがずらりと並べば周囲から拒絶されるのも当然で、さらにランボルギーニ系ではドアを開けたまま走るのも問題になっていたりする。結果的に社会的な迷惑行為になってしまうと、夜間は閉鎖されて休憩などで使いたい人が使えなくなり、仲間内でのオフ会という枠から大きくハズレて問題になってしまう。ちなみに大黒PA以外でも、高速道路のSAやPAでは、最近は集会の禁止の張り紙されていることが多く、オフ会禁止としている施設もある。

駐車場に似たようなクルマが何台も長時間占有と周囲からは違和感がある

違法改造や盗難といった不法行為は当然NG!

 ただこれはオフ会だけの話ではなく、イベントでも今や問題が増えている。大規模なドレスアップやカスタム、さらには旧車のイベントでは、違法改造車が問題になることがある。具体的には見た目だけでなく、爆音の排気音や蛇行運転など。旧車イベントでは、細かく基準を設けて排除しているが、会場周辺をグルグルと回ったりするので主催者はどうしようなく、結局警察の登場となってしまっては関係者の努力や配慮も水の泡だ。

 さらに旧車で問題になったのが、部品交換会。交換会と言っても物々交換というより、フリーマーケットのようなイベントで、川原の駐車場などでこじんまりと旧車ファンやバイク好きのために行われていた。だが次第に、程度に対して法外な価格設定、来場者の暴言、盗品の販売、ゴミの放置などの問題も出てきて衰退してしまった。

パーツ交換会(スワップミート)もマナーを守らないと闇市のようになる

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