ちょっと手を加えるだけでも走りが良くなる!
ノーマルはそこそこながら、チューニングすると化ける、そんなオススメ素材をピックアップ。ちょっと人とは違う楽しみ方をしたい人にオススメな車種を紹介していこう。
ホンダ・フィット(GK5)
じつは超ソリッドなコーナリングマシンに
ちょっといじると化けるクルマのオススメその1はGK5型ホンダ・フィット。歴代フィットらしい、ちょっとずんぐりむっくりしたフォルムでトヨタ・ヴィッツやスズキ・スイフトに比べるともっさりイメージだが、じつは素材は超一流だ。さすがホンダが作っただけあって、手を加えるとコーナリングマシンに化ける。
いじると言っても車高調の装着とハイグリップタイヤ程度で十分。ステアリングの操作に対してシャープに反応し、鋭く曲がっていくので運転しているフィーリングだけで言えば十分にスポーツカーなのだ。
エンジンもホンダらしくそこそこパンチはあって、いじればそれなりのパワーは楽しめる。実際スーパー耐久シリーズでは現在まで、長らくGK5フィットが活躍しているのも素材が優れているからにほかならない。
日産マーチ&ノート NISMO S
ファミリーコンパクトから劇的に豹変する
日産からはこの2台がオススメ。NISMOと冠がつくだけあって、どちらもベースモデルから大きく進化している。ボディには大幅に補強が入り、エンジンは専用。だが、それでも正直同世代のZC32S型スズキ・スイフトスポーツに勝るパンチ力があるかと問われると微妙。もともとスポーツグレード前提の車種であるスイフトと、あとからNISMO化した差はやや感じる。
だが、ECUチューンと車高調の装着で、いっぱしのスポーツモデルに進化できる。エンジンも決してパンチがあるものではないが、ECUチューンで高回転の伸びをプラスでき、気持ちよく回るようになる。
正直マーチはゆるゆるのコンパクトカーであり、ノートはごく普通のファミリーカー。そこからサーキットまで楽しめるスポーツモデルへと化けさせることができる。パーツ自体のラインアップは少ないので、チューニングのバリエーションがやや少ないが、いじれば楽しめる素材だ。