「おっそ!」の加速の不満を解消! NA軽自動車すら改善させる「スロコン」とは (1/2ページ)

「おっそ!」の加速の不満を解消! NA軽自動車すら改善させる「スロコン」とは

この記事をまとめると

  • 電子スロットル車はアクセルオンの加速がモタつく
  • その弱点を解消するお手軽チューンのスロコンが人気
  • 加速向上だけじゃなく燃費の向上も叶うパーツもある

加速力はアップするもエンジン出力が向上する訳じゃない

 前述の通り、ノーマルではアクセルを踏んだ量に対するスロットル開度をコンピュータが決めており、純正で『エコ』や『スポーツ』といったモードがある車種を除いて、味付けは不可能だ。ところがスロコンを使えば電気信号に割り込み、アクセル開度を自由に制御してレスポンスや加速を改善することが可能になる。BLITZパワスロの取り付け

 なおフィーリングが激変し「パワーアップした」と思い込む人も多いが、スロコンはピークパワーが上がるアイテムではないので注意。ただし同じ回転数ならアクセル開度の高い方がトルクは出るので、体感としての速さはモチロン、楽しさと乗りやすさも向上するだろう。

アンダーパワーな軽自動車ではより顕著な違いが体感できる

 では実際にサーキットのタイムにどう影響するのか? ノーマルとの違いがもっとも顕著なのはコーナーからの立ち上がりで、クルマの向きが変わり加速しようとアクセルを踏み込んでも、スロットルは必ずしも全開にならずライバルに離されてしまう。周りが同じ電子スロットル車でスロコン不使用なら同条件だが、機械式のクルマやすでにスロコン搭載済みの相手だと、タイムにしろバトルにしろ同じ土俵で戦うこと自体が不可能に近い。軽自動車レースでも使用されるスロットルコントローラー

 余談だがNAの軽自動車によるワンメイクレース『東北660選手権』では、今まで電子スロットル車のエントリーがほぼ皆無だった。どんなにテクニックがあるドライバーが乗っても上位に食い込めず、とくに接近戦でアクセルの踏み直しが必要とされる状況では絶望的。ところが救済措置でECUの書き換えとコントローラーの使用が認められると、シェイクダウンながら上位に食い込み、トップ集団と遜色ないタイムを叩き出すマシンが現れた。そのドライバーも「電子スロットルとは思えません」と話しており、サーキット走行やレースで強力な武器になることを証明した。

電子制御化されていまのクルマはさまざまな性能向上を果たしている。しかし、電子スロットル車の加速の鈍さではありがた迷惑な話。そんなアクセルレスポンスの不満をスロットルコントローラーが解決してくれる。それだけじゃなく燃費も向上するなどメリットが沢山あるのだ。