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ホイールの「先選び」は失敗のもと! シャコタン&ツライチを決めるには「順番」が重要だった

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TEXT: 土田康弘  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ロワードとインチアップは同時にセッティングするのが理想

 それは「ロワード(ローダウン)」と「ホイールのインチアップ」、どちらを先に実施するかの問題と直結する。足まわりのセッティングを経験したことのないユーザーなら、まずは欲しいサイズ&デザインのホイールを選んで、愛車にフィッティングさせたくなるだろう。しかし、本来はロワード量とホイールサイズには密接な関係があるので、「ロワード」と「ホイールのサイズ選び」は同時に実施するのが間違いのないカスタム手順なのだ。ツライチのセッティング

 両方を同時にこなすのが予算的に苦しい場合には「ロワード」を先に実践して、あとからそれに合わせてホイールを選ぶというステップを踏むのが正解。必然的に純正ホイールのままロワードだけした、ちょっと残念なスタイルのまましばらく乗ることになるが、これはホイール購入まで我慢しよう。あくまでもホイールありきでスタートするのではなく、ロワードに合わせたホイールサイズをチョイスする順番をを忘れないでほしい。

車高を落とすとキャンバー角が変化するので結論はロワードが先!

 その理由は単純明快。ロワードするとサスペンションのキャンバー角が変わり、ホイールとフェンダーの間隔や角度が変わってしまうからなのだ。キャンバー角とはクルマを正面から見た際に、路面に対してタイヤが斜めに倒れた角度のことを指す。ちなみにタイヤが下に向かってハの字に開くことをネガティブキャンバーと呼ぶ。ネガティブキャンバーのタイヤ

 このようにロワードするとキャンバー角が変わることで、ハの字形状が強くなり、ホイールとフェンダーの間隔が開いていく傾向にあるのだ。車種やサスペンション形式によってその変化はケースバイケースだが、ノーマル車高の状態でピタリとツライチにするサイズ&インセットに設定して用意したホイールだったのに、あとからロワードしたらホイールがずいぶん内側に入ってしまったなんてことが起きるのはそのため。こうなってしまってはスペーサーを使って調整するしか手はない。しかしリムの深さやデザイン性、強度面のことなどを考えれば、ぴったりサイズのホイールを選ぶのに越したことはないだろう。R35GT-Rのホイールセッティング

 このようにホイールのデザイン性やカッコ良さに惑わされて、ロワード後の状態を考えずに先走ってしまうと残念な結果になることが分かっただろう。ロワードとホイール交換は同時、別々に実施するならばロワード→ホイール交換(インチアップ)の順番を守って最良の状態のホイールセッティングを完成させよう。

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