「グランピングなんてアウトドアじゃない」派に待った! キャンプ歴30年のガチ派が体験したら目から鱗だった (1/2ページ)

「グランピングなんてアウトドアじゃない」派に待った! キャンプ歴30年のガチ派が体験したら目から鱗だった

この記事をまとめると

  • 「グラマラスなキャンプ」の造語とともに誕生したグランピング
  • 不自由を楽しむことこそがキャンプ本来の本質だったはず
  • キャンプガチ勢がグランピングを嗜んでわかった新境地とは?

映えを楽しむグランピングにはふたつのタイプが存在する

 話題のグランピングは大きく分けて2種類が存在し、自分のテントサイトをゴージャスに飾るセルフグランピングと、ホテルなど宿泊施設の延長線上にあるグランピングだ。前者はキャンプの進化版ともいえるのだが、後者は「果たしてキャンプなのか?」という疑問符が頭に浮かぶ。

 最近では有名ホテルチェーンだけでなくグランピングを専門に手掛ける企業が台頭し、地方自治体が遊休地や観光地を活用して参入するなど、地方創世の活性化を狙った動きも見せ始めている。その実態はゲルやパオを思わせる豪華なテントに、ホテル並みのホスピタリティを組み合わせ、快適な空調に加えてシャワーやスパなどが用意されていることも多い。ホスピタリティ充実のグランピング

 スタッフが用意してくれた豪華な食材を用意されたBBQ(バーベキュー)コンロでいただいたり、なかには出張シェフが調理してくれるサービスまでもが存在するという。ここまでサービスが行き届くと、これはキャンプではなくリゾートのカテゴリーであり、アウトドア感覚が楽しめるテーマパークホテルでもある。

キャンプ歴30年のベテランキャンパーが見たグランピングの世界とは

 雑誌の取材で訪れたグランピング施設は、海が一望できる小高い丘の上にあり、青々とした芝生が敷かれた余裕のあるサイトに豪華なトレーラーハウスが並べられた姿は、まるで南国のリゾート地のようであった。部屋にはエアコンが完備され、豪華なベッドはフカフカでトイレと浴室を個別に用意。大きなタープの下には大型のキャンプグリルが常設され、予約をしておけば運び込まれた豪華な食材でBBQが楽しめる。高級リゾートのようなグランピング

 正直な話、それまでのボクは「キャンプの醍醐味は不自由を楽しむべき」という不文律に支配されていたのだが、この快適性を目の当たりにしてしまうと“不文律”は十万光年の彼方へと吹き飛んでしまい、「これはこれで、あり!」という気持ちになってしまった。

 着替えとパジャマだけを用意すれば、キャンプ道具を満載にして目的地へと向かうこともない。イメージとしては「ボストンバッグを片手にオープンカーでグランピング施設に乗り着ける」、そんな絵に書いたようなセレブな姿を想像してしまう想像力の貧困さに凹んだのはここだけの秘密。

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