クルマ購入も含めて100万円切りで参戦可能! 「軽カー」レースのお金のリアル (1/2ページ)

クルマ購入も含めて100万円切りで参戦可能! 「軽カー」レースのお金のリアル

この記事をまとめると

  • 友人と複数人数でレース参戦する場合のコストとは?
  • 車両購入からエントリーフィー、その他消耗品を換算
  • 決して負担は軽くないが普通車に比べるとお手軽!

年間全3戦の軽自動車耐久レースで試算してみた!

 サンプルは『東北660耐久レース』で、もっとも改造できる範囲が狭い3クラス。12年目を迎えた『東北660選手権』の3クラスと同じレギュレーションであり、その気になればスプリントレースにも参加できるため一石二鳥といっていい。ベース車両はHA23アルトやL275ミラに代表される新規格NAで、フルノーマルの中古車なら価格は10~40万円、純正パーツの入手や経年劣化によるトラブルを考えれば、できるだけ新しいモデルのほうが出費は抑えられるはず。軽自動車レースを走るL275ミラ

 それにロールケージ/車高調/ホイール/バケットシートなどを新品で揃えると50万円〜、車両と合わせれば100万円に届きかねず、ひとり当たりの負担もそれなりに大きくなる。コレでも普通車でレース車両に仕上げるよりは十分に安いはずだが、運が悪ければ一瞬ですべてを失ってしまうのがレースの宿命。クラッシュやエンジンブローからの復帰を考えると、製作コストは安ければ安いほうがいいのが明らかだ。軽自動車のロールケージ

 おそらく『東北660耐久レース』のエントラントでも、すべて新品で揃えたチームはおらず中古パーツを活用するか、レース車両そのものを中古で入手しているチームがほとんど。ノーマル車ベースで中古パーツを多めに装着するにしろ、中古のレースカーを手直しするにしろ、車両製作は50万円がひとつのラインになる。

車重が軽い軽自動車なら消耗品の負担は意外と少ない

 次はエントリーフィー。『東北660耐久レース』は1年間に3戦のシリーズで開催され、エビスサーキットの西コースと東コースが3万7000円で、リンクサーキットが4万円。合計すると11万4000円となるが、タイム計測料やドライバーの保険料も含まれた価格だ。

 あとは消耗品でレースごとに必ず交換するのがエンジンおよびミッションオイルで1万円~。普通車ならタイヤとブレーキパッドをレース1戦だけで使い切ることも珍しくないが、軽自動車は車重が軽いおかげでそれらの摩耗が非常に少ないのも大きなメリットだ。オイル交換

 コースとの相性や走り方によって多少の差はあるものの、全チームがレースごとに新品を投入しているワケじゃない。とくに『東北660耐久レース』の3クラスはNAなうえ改造範囲が狭く、軽自動車のなかでもとくにタイヤやブレーキへの負担が少ないと思われる。ちなみに3月27日に行われた開幕戦で複数のチームに話を聞いたところ、新品タイヤどころか「減らないので2年目です」なんて声があったほど。高性能ブレーキパッド

 ブレーキパッドはリンクサーキットが思いのほか厳しく、練習を含めフル参戦するなら2~3セットは欲しいが、パーツ自体が普通車より安いため年間で15万円ほど。ガソリンはハイオクの価格が180円、1レースで60Lが必要と仮定すれば、年間で3万円+αで間に合う計算だ。

日本全国で人気の軽自動車レース。なかでも耐久レースは友人達と参戦資金を出し合うことで負担を軽減することができる。そこで年間3戦の軽自動車レースを考えた場合の、車両購入代から必須のパーツ代、エントリーフィーや消耗部品代などトータルでかかる参戦コストを算出してみた。