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「暴走族に入ったと近所で噂に」「実家から追い出された」! カスタムカー乗りの本当にあった辛すぎるエピソード3つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 写真AC

乗り心地の悪さと職質で彼女が幻滅……

 最後はチューニングカーで彼女とデートに出かけたC君、1990年代の前半で取り締まりが厳しい時代だった。その日が初めてのドライブということで気合も十分、早朝に洗車し目的地までのルートも頭に叩き込んだ。彼女にはクルマ好きということを最初から伝えており、チューニングカーに対する偏見がないことは確認済み。むしろ興味津々で会話も弾みに弾んだが、徐々に彼女の口数が少なくなってくる。

彼女とドライブ

 どうやら硬い足まわりで酔ってしまったらしく、時おり休憩を挟むも原因が解決するワケじゃない。せっかくリサーチした美味しいレストランでの食事も台なし、予定を早めに切り上げ家まで送る途中にダメ押しの事件が起きた。もう少しで到着というタイミングで後方に白バイが登場、イヤな予感は的中するもので停止させられてしまう。

 違法改造を疑われバネの遊びや消音器の有無などを厳しくチェックされたものの無罪放免、しかし人通りの多い場所で晒しモノになったと感じた彼女は気分だけじゃなく機嫌まで悪化。2回目のデートは父親に頼み込んでクルマを借りたらしいが、その後C君の愛車に乗る機会はなかったそうだ……。

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  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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