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「プシュー音」「ハの字タイヤ」! 一大ブームを巻き起こしたクルマのなつかしカスタム4つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: BLITZ/Auto Messe Web

  • デカっぱねのアップ

チューニングやドレスアップにも流行がある

 時代が変わればトレンドも変わる。それは機能が最優先と思われるチューニングも一緒で、昭和にしろ平成にしろ時代を象徴するブームがあった。スポーツカーの人気やいくつかの規制緩和によって、愛車のカスタムが一般的になってきた平成の前半、いったいどんなパーツが流行していたのだろうか?

機能よりも迫力が重視された「デカっぱね」

 エアロパーツで記憶に強く残っているのは、トランクにベタ付けする『デカっぱね』だ。発祥と思われるメーカー名から『ウェーブっぱね』とも呼ばれ、シルビアなどリヤ駆動のドリフト仕様を中心に爆発的なヒットを放つ。後ろへどれくらい延長するかに加えて跳ね上げの角度、後端の形状などメーカーごとの個性も非常に豊かだった。

デカっぱねのサイドビュー

 空力でリヤ(駆動輪)にトラクションをかけるという性能より、見た目のインパクトやデザインの好き嫌いで選ぶ人が多かったのも、ドリフトが競技化されていなかった黎明期ならではかもしれない。

正面から見たらハの字な「鬼キャン」

 同じくドリフト仕様で定番とされていたのは、フロントのタイヤに強烈なキャンバー角を付ける、いわゆる『鬼キャン』と称されるスタイルだ。本来はコーナリング時におけるタイヤの接地面積を稼ぐための手段だが、当時は性能より「タイヤが寝ているほどエラい!」と考える人も多かった。キャンバー調整式のピロアッパーマウントをネガティブ方向に全振りするのは当然、ドリフト用の車高調はブラケットに長穴加工を施してキャンバーを付ける製品も。

鬼キャンのイメージ

 ただしタイヤは極端に片減りするし直進安定性もブレーキの利きも悪く、ハブベアリングなど駆動系の負担も大きいとデメリットは少なくないし、極端なキャンバー角は走りにも決してプラスに働くとはいえないのだ。ドリフトの競技化によりスピードを求めるようになったり、タイヤやサスペンションのセッティングが進化したことで、当時のような鬼キャンを見る機会は激減したといっていい。

跳ね上げの見た目もカッコよかった「砲弾マフラー」

 次は円筒状のサイレンサーを備えた通称『砲弾マフラー』だ。以前の社外マフラーといえば楕円形のサイレンサーがお約束だったが、排気効率がよく音量も大きめで見た目もスマートな砲弾型の人気が急上昇。アペックスの『N1マフラー』をはじめとする商品が各メーカーから発売され、カテゴリーを問わずチューニング業界を華やかに彩った。なお砲弾マフラーは単に一過性のブームで終わることなく、現在もマフラーの代表的なデザインのひとつとして続いている。

砲弾マフラーのイメージ

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