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「地獄のぞき」に「ラピュタの壁」! 力持ちな最新Cクラスセダンで行く「房総の名低山」ノコギリ山ハイク

投稿日:

TEXT: オンリーメルセデス編集部  PHOTO: 柳田由人

  • 鋸山の地獄のぞき

  • 新型C220dアヴァンギャルドのフロントスタイル
  • 新型C220dアバンギャルドのリヤスタイル
  • 鋸山の地獄のぞき
  • 鋸山の低山ハイク
  • 房総の名勝鋸山
  • 切り立った鋸山
  • 新型C220dアバンギャルドの走り

アミューズメントなギザギザ名低山を最新Cクラスでハイク

 このグリーンシーズンの幕開けは千葉・房総半島のピークアタックから。標高1000m超えの山がない千葉には一方で名低山が名を連ねる。里見八犬伝で馴染みの深い富山(とみさん)、日本のマッターホルンと呼ばれる伊予ヶ岳と300m級トリオの一角をなす人気の鋸山(のこぎりやま)をターゲットに選んだ。鋸山は館山自動車道を都心部から南下する途上にその全貌を見せる。文字どおりの鋸のようなギザギザに左右に広がる稜線がアイコンだ。新型C220dアヴァンギャルドのフロントスタイル

最新CクラスセダンはISG付きクリーンディーゼルを搭載

 今回の山行パートナーは新型メルセデス・ベンツCクラスセダン。クリーンディーゼルOM654M型2L直4ターボユニットに、メルセデス・ベンツで初のディーゼルエンジンへモーター・ジェネレーターのISGを搭載したC220dアバンギャルドだ。OM654M型2L直4ターボユニット

 最高出力は200ps(147kW)/最大トルク440Nmを発揮。メルセデス・ディーゼルの頼もしいトルク感は、ドライブパートナーとして最高のパフォーマンスを披露する。軽くアクセルに足を乗せるだけで1500rpm域からトルクが立ち上がり、2000rpm前後で安定のパフォーマンスを発揮。燃費も19.7km/Lと高効率な数値を弾き出す。SUVのようなアクティブなハッチバックモデルではなくとも、伝統のゴルフエクスプレスとしての資質を求められるCクラスセダンだけに、トランクルーム容量の豊かさは大きなアドバンテージを示す。今回もいつも通りスタッフ3名の登山道具に、山メシ食材を積み込んでもプラス2名分の余裕を残していた。新型Cクラスセダンのラゲッジルーム

 撮影車両はヘッドアップディスプレイとARナビゲーションのベーシックパッケージに、本革シート採用のレザーエクスクルースブパッケージをオプション装備。縦長のセンターインフォメーションパネルが演出する新しいメルセデスインテリアは、上質のドライバーズポジションに仕上げてくれる。

映画「ワイルドスピード」の名シーンを駆け上がる

 ルートはロープウェイを使用せず、有料の専用道路にて山頂駐車場まで駆け上がることにした。富津金谷IC下車後、程なくして左手に鋸山登山自動車道分岐が現れる。通行料1000円だが、岩をくり抜いた洞窟路やヤシの木、ソテツが植樹された2.6km程度のワインディングはロープウェイがあることを考えればそれなりの登坂路だ。映画「ワイルドスピード」シリーズのロケにも使用された道路というだけあって、すでにアミューズメント感は上昇モード。いつの間にか後ろには東京湾ブルーが広がっていた。新型C220dアバンギャルドの走り

スリル満点の地獄のぞきに足ガクブル

 山頂駐車場ですでに標高はほぼ300m近く。鋸山山頂標高は公式329m。わずか30m少々のお気楽ハイクと舐めてかかる事なかれであった。ギザギザの鋸の歯のたとえ通りわずかな標高差の上り下りが続く、俗に言う足にくる山行だった。

 まずは名勝・地獄のぞき。ここを外しては鋸山ハイクの意味なし。古の石工たちが遊び心で削り出したと言われる展望スペースは、頑丈な鉄柵のおかげで天空にせり出した岩場の先端まで踏み入れる。たかが300mだが、されど300m。真下に見下ろすとそこそこ肝が冷えると思う。目線の先には東京湾。時折東京湾フェリーの長閑に航路の白波を引くのが見える。その先には白雪を冠した富士山がうっすらと姿を見せてくれた。房総の名勝鋸山の地獄のぞき

 地獄のぞきで景観を堪能後、百尺観音へ降る。直角に切り出された石の壁に掘られた磨崖観音はただただ見事。迫り来るような石壁内におられる観音菩薩に、すべてを見透かされているような気がする。真面目に働こうっと。鋸山の低山ハイク

切り立った石壁はジブリ映画の世界観

 ここよりルートは山頂に向ける。途次にも数カ所の名所スポットが点在する。まずは一度ルートを外れる形でラピュタの壁。ジブリ映画の天空のラピュタに出てくるような切り立った壁ということでハイカーからの俗称が公式認定されたようだ。鋸山からの東京湾の眺望

 ルートを戻り岩舞台。江戸時代後期から始まったと言われる鋸山の採石産業は昭和60年代まで続けられ、それが現在の同山のアミューズメントスポットを作り上げているわけだが、この場所はツルハシからチェーンソーに採石事業が移行したことを証明する。事実、使用されていた機械が残置されたまま朽ちて、赤銅色のサビが歳月を語る。切り立った壁には「安全第一」の文字が刻まれていてシュール。鋸山の採石場跡

 続いて観音洞窟と呼ばれる採掘放棄跡を巡り切り通し跡を通過。山頂へ向けて急登を見上げる。頭ではその標高差は驚くものではないとわかっていても、石切場の妙に不規則な段差の急登はソコソコのプレッシャーだ。東京湾を望む展望台にて小休止。パノラマビューを堪能し下山した。鋸山山頂の眺望

■山行パートナー
メルセデス・ベンツC 220 dアバンギャルド(ISG搭載モデル)

車両本体価格:682万円
問メルセデスコール 0120-190-610
https://www.mercedes-benz.co.jp/

●全長/全幅/全高(mm):4755/1820/1435
●ホイールベース(mm):2865
●乗車定員(名):5
●車両重量(kg):1780
●エンジン種類:OM654M型直4DOHCターボチャージャー
●総排気量(cc):1992
●最高出力(kW[ps]/rpm):147[200]/3600
●最大トルク(N・m[kg-m]/rpm):440[44.9]/1800~2800
●トランスミッション:9速AT
●燃料消費率(WLTCモード km/L):19.7
●使用燃料/タンク容量(L):軽油/66
●ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
●タイヤ:225/50R17

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