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昔じゃ考えられないイマドキのクルマ好き! ゲームでランエボに魅入られた若者が実車レースに参戦

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 西川昇吾

大好きなランエボでレースに参戦!

 こうして現実では愛車を理想のスタイルに仕上げ、ゲームの世界では実在するライバルとのバトルを楽しんでいた岡田選手に、転機が訪れたのは2021年でした。

「すでにスーパー耐久で活躍していたオンラインレース仲間でもある冨林勇佑選手を見て、自分も実車でのモータースポーツ活動に興味が湧きました。オンライン対戦では接戦を繰り広げていたのですが、カートなどでは負けたりしたのでその悔しさもありましたね。そう思っていたとき、冨林選手がレースデビューしたイナトミガレージさんで、2021シーズンのロードスターパーティレースのシートが空いていると1月に声をかけて頂きました。急いでライセンスを取って装備品を揃えてエントリーの準備をしました」

 こうして岡田選手は4輪レースにデビュー。第3戦ではポールポジションを獲得し、スーパー耐久の最終戦にST-5クラスのロードスターで参戦するなど、素晴らしいレースキャリアのスタートを切ったシーズンとなりました。

 2022シーズンもレース活動を模索していたところ、「ランエボが大好き」ということを知ったイナトミガレージのメンバーがスーパー耐久のST-2クラスでランエボを走らせるシンリョウレーシングチームを紹介して下さったそうです。ランサーエボリューション

「いろいろな人に感謝ですが、大好きなランエボでレースにシーズンフル参戦できるなんて本当にうれしかったです。現在はサーキットまで自身のエボIIIで移動し、エボⅩでレースをしているのですが、好きなクルマを所有して好きなクルマでレースをするなんて、子どものころに遊んでいたゲームの世界の出来事を限りなく近い形で実現できて幸せですね。学生のころの自分に今の生活を教えてあげたいです」ランサーエボリューション

ランエボファンとしてWRXやGRヤリスに負けられない!

 そんなクルマ好き少年の夢を叶えたと言える岡田選手に今後の目標を聞きました。

「エボIIIはこれからも乗りながらキレイに維持していきたいです。エボIIIに関する夢としてはターンテーブルのあるガレージを所有できたら最高ですね。ターンテーブルで回ったらまんまグランツーリスモのガレージじゃないですか! レース活動に関してはもっと上を目指していきたいというのもありますが、まずはクラス優勝をしたいです。ドライバーとして勝ちたいという気持ちはもちろん、何よりランエボファンとしてWRXやGRヤリスに負けたままではいられません!」

 本人のドライビングスキルもさることながら、「ランエボが好き」という気持ちが繋いだスーパー耐久フル参戦へのステップアップ。エボIIIはこれからも岡田選手のライフワークを支えていくことでしょう。

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