下はスッカスカだけど上はドッカンパワーは昔の話! いまどきのタービン交換チューンはメリットしかなかった (1/2ページ)

下はスッカスカだけど上はドッカンパワーは昔の話! いまどきのタービン交換チューンはメリットしかなかった

この記事をまとめると

  • ターボ車のパワーアップといえばタービン交換
  • ひと昔前は仕様によって常用域で扱いにくくなることも
  • 現代のダウンサイジングターボは扱いにくさはない

ダウンサイジングターボは低中速域はそのままに出力向上が可能

 現代のターボエンジンはちょっと趣向が異なる。ダウンサイジングターボが多くなり、エンジンの排気量は小さい。しかし、直噴化されていることで圧縮比が高く設計されている。そのため過給していない領域でもそれなりに力強いのだ。

日産スカイラインに搭載していたダウンサイジングターボ

 出力不足を補うため、小さなタービンを組み合わせている。低回転から過給して、大排気量エンジンのようなフィーリングをもたらすのだ。そういったターボエンジンの場合、多少タービンを大きくしても低回転のトルクはほとんど失われず、高回転の伸びを手に入れることができる。

 たとえば、現行スズキ・スイフトスポーツ。1.4Lエンジンにターボを組み合わせている。各社から交換用タービンが発売されているが、それほど大きなものではなく純正プラスαの風量。そもそものエンジンが直噴で高圧縮比なので、結構トルクもある。そのため、タービンを大きくしてもほとんどトルクは落ちず、言われなければわからないレベルの変化しかない。

現行型スイフトスポーツ

 しかし、高回転でのパワーの炸裂具合は圧倒的なのだ。正直、出力的にはマイナスはなく、プラスしか無い。何度もスイフトスポーツのタービン交換仕様に乗っているが、「あ、これタービン交換しているんですか? どうりで高回転が伸びますね」と言ってしまうくらい、低中回転域での変化はないのだ。

ターボ車でモアパワーを求めるなら、タービン交換が昔からの定番メニュー。しかし、大きなタービンを装着して馬力を追求すると、エンジンや仕様によって、低回転域での使い勝手がノーマルに比べスポイルされてしまうことがあった。最近のダウンサイジングターボはどうなのだろうか?