大枚叩いてイジったのにパワーも上がらずタイムも出ず! 失敗しがちなクルマのチューニングとは (1/2ページ)

大枚叩いてイジったのにパワーも上がらずタイムも出ず! 失敗しがちなクルマのチューニングとは

この記事をまとめると

  • クルマ好きの醍醐味であるチューニング
  • 車両の仕様などによっては性能ダウンすることも
  • 自分の運転レベルや愛車の仕様に合わせてパーツを選びたい

吸排気系は車種専用と安心せず用途に合わせて選ぼう

 まずはチューニングの第一歩といえる吸排気系。エンジンに空気を多く送り込むエアクリーナーや、排気の流れをスムースにするエキマニやマフラーと、マイナスになる要素はどこにもないように感じる。

吸排気系のイメージ

 排気系で問題となるのはおもにパイプの径で、太すぎれば低速トルクが細くなって乗りにくく、細すぎれば抜けが悪くパワーが上がらない。排気量やターボ車ならブーストアップしているかどうか、細かいことをいえば走るコースの特性でも最適解は違う。

 エアクリーナーは純正交換タイプならマイナスに働くことは少ないと思われるが、剥き出しタイプはエアフロセンサーの誤作動でアイドリングが不安定になったり、エンジンルームの熱まで吸い込んで調子を落としたなんてケースも昔からよく聞く。

 また最近のスポーツモデルはECUの制御を含め非常にバランスがよく、下手に何かを交換すると逆にパワーダウンするケースがある。吸排気系をひととおりイジってパワーを計測したら、カタログ値より10psも低かったなんて実例も実際にあった。自分のクルマがそれらに該当するか調べたうえで交換したり、確信が持てなければプロショップに相談するのがベターだ。

車高調の仕様変更は間違うと扱いにくくなるので注意

 次は足まわりで、主に車高調だ。もっともコチラは大半が『ストリート向き』とか『サーキット用』など、分かりやすくカテゴライズされており、市販された状態で使うのであれば失敗することはあまり考えにくい。

車高調のイメージ

 注意したいのはスプリングのレート変更など、購入後に何らかの手を加えるときだ。例えば同じ車種でコースレコードを持っているドライバーがいて、仮にそのスプリングが自分より4kgもハードだったと仮定しよう。確かにスプリングが硬ければロール量は減るし、サーキットを走るうえでプラスに働くことが多い。ただしスプリングが硬ければブレーキなどで荷重をかけることも難しく、ビギナーにとっては扱いにくくタイムが落ちることも十分に考えられるのだ。

サーキットで走ることが好きな人は、愛車をチューニングしてパフォーマンスアップし、さらに楽しく走れるように仕立てたいと思うことだろう。しかし、方法を間違うと性能ダウンとなってしまうことも。初心者が楽しいチューニングカーライフを送れるための方法を解説しよう。