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ステアリングスイッチもエアバッグもなくなる! それでもサーキット派が「ハンドル」を交換するワケ

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 日産自動車/TOYOTA GAZOO Racing/Auto Messe Web

  • エアバッグレスのR35イメージその1

  • 純正エアバッグを残すハンドル
  • エアバッグレスのR35イメージその1
  • R35チューニングカーのイメージ
  • ヤリスカップのイメージ
  • R35ノーマル

純正ステアリングはスポーツ走行には少々大きい

 走りにこだわるサーキット派ではステアリング交換をすることが多い。そのメリットは自分に合わせたステアリングにすることで、操作がしやすくなること。

 まずステアリング自体だが、スポーツ走行をするには純正ステアリングは大きすぎることが多い。高速道路ではちょっと大きめのステアリングの方がゆったりとした反応で使いやすいが、素早い操作には向かない。だが逆に小さすぎるとクイックになりすぎるため、純正より若干小さめを選ぶのが定番だ。

R35ノーマル

 グリップの太さや形状を好みに合わせられるメリットも大きい。太さ細さと手の大きさにはじつは関連がない。ステアリングを握って持つタイプの人や、押して操作するタイプ、引いて操作するタイプなどいろいろな操作法があり、その方法によって好まれるグリップ形状や太さも変わる。社外ステアリングはそれらの好みを合わせ込むことができる。

サーキット走行ではエアバックの作動が危険

 問題となるのはエアバッグだ。一般的にアフター品のステアリングに交換するとエアバッグはなくなってしまう。近年は任意保険が安くなる「エアバッグ特約」もほぼなくなったので、保険の面でデメリットは少ない。しかし、安全性が落ちないのかと言われると、否定できない面もある。

 外す派の主張としては、サーキット走行時にはエアバッグが不要なことが大きい。サーキットでは6点式シートベルトなどのフルハーネスを装着すれば、エアバッグは効果をあまり発揮しないので使わないことが多い。実際スーパーGT、スーパー耐久などのレースでも当然エアバッグは使われていない。

 また、サーキット走行時はちょっとした軽微なクラッシュや、縁石に乗った衝撃でエアバッグが開いてしまうことがあり、それを防ぐ意味もある。エアバッグが開くとダッシュボード、ときにはフロントガラスにまでダメージがおよび、修復に多大なコストが掛かる。それでいてカラダはフルハーネスで固定されているので、エアバッグの意味はほとんどなく、そういった理由から使われていない。

R35チューニングカーのイメージ

 ならばサーキット走行走行時だけエアバッグが機能しないようにする手もあるが、異常作動しないようにバッテリーを外して、それから15分ほど待ってからカプラーを抜いて、という作業をサーキットで毎回するのが煩わしいという思いから、外している例もあるだろう。

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