「エアサスorハイドロサス」「オールペンorカーラッピング」! 悩ましいクルマのカスタム手法はドッチが正解? (1/2ページ)

「エアサスorハイドロサス」「オールペンorカーラッピング」! 悩ましいクルマのカスタム手法はドッチが正解?

この記事をまとめると

  • カスタムやドレスアップシーンで直面する究極の選択
  • 効果は同じでもアプローチ手法が異なるから悩ましい
  • ふたつの選択肢にはメリットとデメリットがそれぞれある

カスタムの究極の選択01:エアロパーツ編
「メーカー統一かブランドミックスか?」

 ドレスアップの定番であるエアロアイテムの導入。基本的にはフロント/サイド/リヤとパートごとに分かれラインアップされていて、ブランドを決めてトータルでセットアップしコーディネイトするのがセオリーになっている。金銭的な問題で一気に全部は施せなくても、まずはフロントを装着して、お金ができたらリヤ、そしてサイドと同じメーカーのもので統一する。あえて少しずつセットしていき、それぞれの段階を楽しむって人もいたりする。いずれにせよメーカーを揃えることで、バランスの良い一体感が得られる。これが間違いのないやり方だ。モデリスタ製30系アルファードのエアロスタイル

 一方でそんなメニュー通りの手法では物足りなく、人とは違うアプローチで個性を主張したいという考え方もある。こうした趣向を凝らすために行うことがブランドミックスという手法だ。あえてリヤスポイラーだけほかのメーカーのアイテムを導入したり、すべて違うメーカーで自分なりのコーディネイトで仕上げたり。こうすることでワンメーカーでは成し得ない独自のフォルムが生まれ、類稀なインパクトが手に入る上級テクニックとなる。

 確かにブランドミックスは成功すれば自分らしさが強烈にアピールできて大きな満足度が得られる。しかし、失敗すればチグハグさが際立ち、ズッコケたスタイリングになってしまう。見た目だけでなく各ブランドの考え方なども鑑みて施すべきだ。正直言って何度も失敗して得た経験値、それに持って生まれたセンスがものを言う。やり過ぎは厳禁。張り切りすぎるとデザインの辻褄が合わなくなって、とっ散らかる可能性が高まるから注意が必要だ。30系アルファードのブランドミックスエアロスタイル

 ではどうしたらブランドミックスが上手くいくのだろうか? 以前に老舗プロショップに聞いたところ、肝はブランドエンブレムで、その扱いを疎かにしてはいけないと力説していた。アクセントとして別ブランドのアイテムを導入した場合にはエンブレム類は消し去り、1台のクルマのなかでそれをカブらせることは避けるべきだという。いくらバランス良くまとまったとしてもエアロ同士で異なるエンブレムに気付けば興醒めしてしまうからだ。

カスタムの究極の選択02:ローダウン編
「エアサスかハイドロサスか?」

 1度使ったらやめられないと言われているエアサス、そしてハイドロ。低められた車高で走行中に急なスロープや大きめな段差に遭遇したとしても、慌てることなく車内からボタン操作で車高がせり上がり、何事もなく走り抜けていける。大切な愛車のフロントまわりやフロアへのダメージを解消してくれる、頼りになるアイテムだ。ハイドロで下げた200系ハイエース

 どちらも車高を自由に調整できる基本的な機能はほぼ同じながら、決定的な違いがある。それが車高を変化させるために使うものだ。エアサスはそのネーミングからも分かる通り空気を活用。一方のハイドロはオイルを用いる。空気とオイル。異なるふたつの特性がアイテムのキャラクターを決定づけている。30系アルファードのエアサス

 エアサスは乗り心地がとにかくソフトで、細かい衝撃も吸収してくれる。対してハイドロはオイルという粘性がある液体を使っているため、程よい手応えを感じる。しかしオイルを供給するためにポンプ用のバッテリーが必要になるし、オイル漏れなどにも気を配らなければならない。200系ハイエースのハイドロシステム

 1番の違いは車高を下げるときだ。エアサスは空気を抜くのだが、それは大気へと解放する。だからその都度減っていく。一方ハイドロもオイルを抜くのだが空気と違ってタンクに戻しているので量は一定だ。そのため、ふたたび車高を上げる場合でも瞬時に対応できる。もちろんエアサスも空気を溜め込むタンクを備えてはいるが、容量には限界がある。頻繁に上下動を繰り返すと余裕がなくなり、つねにコンプレッサーで空気をタンクに送り込まなければならない。それが作動のロスにつながる場合がある。

クルマのカスタムでは最終的に目指すゴールは同じでもアプローチ方法や手法が異なる局面にぶち当たることがある。例えば同じローダウンであってもダウンサスの交換と車高調サスでは手法が異なる。そんなカスタム手法の究極を選択をメリットとデメリットに触れながら言及する。