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参加条件はクルマが好きであればOK! BMWオーナーの親睦会が起源のイベント「高遠ブランチミーティング」とは

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

フリースタイルで誰もが参加しやすいイベント

 去る2022年5月29日に長野県伊那市高遠町 ほりでいパーク駐車場にて「2022 高遠ブランチミーティング」が開催された。イベント名だけを見ると、どんなクルマが集まるのか分からないが、“高遠”はBMWオーナーによるBMWオーナーのためのミーティングなのだ。今回は、アルファロメオ GT1600ジュニアで同行取材を敢行してきた筆者のレポートをお届けしよう。

 高遠ブランチミーティングの始まりは、ORT(おじんレーシングチーム)の定期ミーティングだったらしい。今回は、生い立ちから詳しく伺ってきた。

オーナーズミーティングのきっかけはBMWクラブオブジャパンの元会長の声掛けだった

 1990年代の終盤に、筑波サーキットを中心として、BMW 2002でレースやスポーツ走行会に参戦していた関東のマルニ好きたち(=ORT)がいた。BMWクラブオブジャパンの元会長が同好の士である彼らに声をかけ、高遠さくらホテルで親睦と小旅行を兼ねたイベントを開催するようになった。これが起点だという。2022 高遠ブランチミーティング

 その後、1999年に関西、関東、東海からも集まりやすい伊那市高遠町で「第1回 高遠ブランチミーティング」を実施。前泊が基本で、前夜に親睦会を開催。翌日は午前中にホテルの駐車場で愛車を眺めながらのクルマ談議、軽食、ミニBBQなどを愉しんで解散という流れができあがったとのこと。

 しかし、BMWクラブオブジャパンの元会長をはじめするメンバーがすでに70代オーバーもしくは70代予備軍だったため、3年ほどで主催を2002netのハルクインさんや今回お話を伺った奥村さん(1970年式のBMW 2002TI ALPINA A3を愛用)に委譲。以後20年以上にわたり、高遠さくらまつりの終了時期に当たる5月下旬~6月初旬に年1回開催する運びとなったそうだ。2022 高遠ブランチミーティング

 近年は5月の最終日曜は「オールドBMWのミーティング」として定着しており、第1回開催時にBMWクラブオブジャパンの元会長が「今後、5年10年と続いていくイベントになればウレシイ」と話していたのが、つい先日のように思い出される……とは奥村さんのコメントだ。2022 高遠ブランチミーティング

 2020年5月は、コロナ禍によりリモートにて開催。2021年は長野県蔓延等防止条例の時期を外した11月にイレギュラー開催だったため、去る5月29日のミーティングが3年ぶりの定期開催となり、60台強の参加があった。2022 高遠ブランチミーティング

 イベント当日、筆者は関東からの参加者と一緒に高遠に向かったが、まず談合坂サービスエリアに集合した。ここでドライバーズミーティングのような感じで参加者が集まり、初参加のBMWオーナーと筆者が挨拶。

 関東組全員の顔合わせ後にエンジンを再始動し、思い思いのペースで次の集合場所である双葉サービスエリアに向かう。静岡方面から参加したマルニオーナーと合流し、ツーリングを再開。諏訪インターチェンジで下り、そこからは下道で伊那市高遠町を目指した。

 会場に到着後はフリータイムとなり、久しぶりに会ったBMW仲間とクルマ談議に興じる人、ランチを食べる人、気になるBMWの写真を撮る人など、自由なスタイルでミーティングを愉しむ姿が見受けられた。

参加条件に縛りはなくクルマが好きであればOK!

「BMWが好きであればOK(古くても、新しくても)」、「BMWを所有していなくてもOK」、「BMWでなくてもクルマが好きであればOK」、「春の一日を愉しく過ごせれば良い」というのが参加条件となる。昨年より伊那市役所出納課に支払う会場使用料発生のために参加費100円をカンパとしてお願いしているが、それ以外の徴収はないとのことだった。2022 高遠ブランチミーティング

 開催時間中であれば、いつ来てもいつ帰っても自由で、1年に1回の生存確認イベントになっており、毎回同じ話題で盛り上がっているそうだ。年齢、職業、居住地、性別などを気にしないフリーなイベントであること(!)が開催趣旨なので、BMW 02シリーズを購入したいと思っているファンは、インターネットで来年の予定をチェックし、遊びに行ってみるといいだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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