一生涯付き合っていく覚悟! ポルシェ964沼にハマった男の幸せすぎるカーライフ (1/2ページ)

一生涯付き合っていく覚悟! ポルシェ964沼にハマった男の幸せすぎるカーライフ

この記事をまとめると

  • 筆者は1996年に5年落ちのポルシェ964を購入
  • 購入時にトラブルがあったが逆に対策して納車できた
  • 現代流のチューニングも施し964の走りを楽しむ

15年前は300万円台で買えるオススメカーと言えた

 当時は300万円台で探せば、タマ数は豊富に揃っていたので狙い目だった。日常使いでふたり乗りでも平気ならイチオシだとクルマ好きに言い回っていたほど。法律的には4名乗車になっているが、実際にはリヤシートは狭いので緊急用と割り切るべきだ。むしろそのスペースは開放感を生み出して、快適性に大きく貢献している場所だと認識したほうがいい。上着や荷物が置けるし、長距離ドライブでは圧迫感がないので疲れにくい。とにかくこの空間があるのとないのとでは気分的には大違いだ。

 クラシカルな雰囲気を漂わせつつも、エアコンやパワステなどの快適装備が使えて、普段使いもこなせる使い勝手の良さがある。これは小さなボディサイズが貢献しているのだが、意外に小回りが効かないところがあって、その点では本物のスポーツカーらしさが滲み出ている。

コンパクトさのイメージ

 そしてダメ押しが水平対向6気筒エンジンをリヤにオーバーハングして搭載したパッケージング。しかもエンジンのオイル供給システムはドライサンプだから恐れ入る。RRのトラクションは気合を入れて走らなくても、何気ない加速中にだって体感できる。アクセルペダルを踏み込んだ瞬間に、リヤタイヤが路面に押しつけられるようにして沈み込み、力強く蹴りつける感覚はほかのクルマでは得られない911ならではの醍醐味だ。

RRのイメージ

トラブル発生を知ったうえで購入したのが良かった

 実際に購入したのは1996年。5年落ちのカレラ4を手に入れた。オイル漏れがあってサスペンションもヘタっていたが、それらを含めて気になるポイントをリフレッシュしての納車だったので、整備費用はそれなりにかかってしまった。一見程度が良く思えても実状を把握することは困難であり、後になって不具合が起こる場合だって多い。問答無用に不調なほうが潔く修理の決断ができたので、良い買い方だったと自分では思っている。

 もちろん気になるところもある。1番はエンジン制御が古いこと。空気量を測定するエアフロがフラップ式で、購入当時からすでに旧式。主流は完全にホットワイヤーに移行していた。見るからに吸気の抵抗になっていて、とくに低速域では追従性が今ひとつ。ハンチングもよく起こった。

 それとエキゾースト。左右の排気を一旦、左バンク側で集合させてキャタライザーを通してから右バンク側に持っていき排気させているので、各気筒からテールエンドまでの距離が見事にバラバラ。それがドロドロという排気音の原因だ。不等長は低速トルクが稼げると言われていたが、993からはバランスの良いレイアウトになったので、単なる噂か、効果があったとしても淘汰されるレベルだったのだろう。

ポルシェの純正マフラー

数多くのモデルが存在するポルシェ。そのなかでも、やはり一番人気は王道の「911」ではないだろうか。そのなかでも964と呼ばれるモデルは、日本でも大ヒットし多くのファンを魅了した。なぜ964の魅力は今でも色褪せないのだろうか? 長年連れ添うオーナーが魅力を語る。