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一見純正だが中身は最新! R32スカイラインGT-R用メーター加工メニューならノーマル派も納得

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: 吉見幸夫

正確かつ見やすい表示でエンジンの状況がわかる

 日産R32型スカイラインで、純正インテリアの雰囲気を損なう社外の追加メーターは装着したくないが、水温や電圧、ブースト圧などの正確な数値は確認したい。そのようなユーザーのために、大阪・門真市にある「田中オートサービス」は、純正メーターを加工して社外メーター並みの機能を持たせるメニューを開発した。

 R32型スカイラインのウエザーストリップリテーナーのゴムや、エアコンスイッチの修理&モダナイズなど、第2世代GT-R用のオリジナルアイテムやメニューを豊富に揃えている『田中オートサービス』。今回、R32型スカイラインGT-R用メニューとして新たにラインアップへ加えたのが「リアルスケールメーター」だ(下の写真は試作品で水温計のスケールが正規版とは異なる)。

 これは純正メインメーターと3連メーターをベースに、水温、油圧、トルク、ブースト、油温、電圧の表示スケールや単位を変更する加工メニューである。

「社外の追加メーターを装着したくないというユーザーのために、“使えるメーター”をコンセプトに開発しました。もちろん、スケール変更したメーターパネルに合わせて針も動くように加工しています。じつは純正の水温計は、約70〜100℃で真ん中を指す設定になっているのです。これではインジケータランプと同じようなもの。リニアスケールメーターにすれば、水温の変化を正確に把握できるようになるわけです」と田中健一代表は言う。

過給圧/油温/電圧の表示スケールを変更

 とくに注目したいのが3連メーターだ。純正ブースト計は「mmHg(水銀柱ミリメートル)」とあまり馴染みのない単位。ちなみに+7が約100kPa(1kgf/cm2)だ。田中オートサービスでは、表示単位をkPaに変更し、過給(+)側のスケールを大きくして視認性と実用性を向上させている。そのほか電圧計は9〜15V(純正は6〜18V)、油温計が70〜130℃(同70〜150℃)と、表示する幅を狭くすることで、実用領域での変化がより細かく把握できるようになっている。

純正水温計は70〜100℃の間では動かない

 メインメーターの表示は、水温計と前輪に掛かるトルクを示すメーターの目盛りや単位を変更。とくに注目なのが水温計。純正メーターの針は、水温が約60℃で動き出し、約70℃でスケール中央を指すようになっている。ところが、それ以上に水温が上昇しても約100℃までは針が動かない設定になっているそうだ。

 そこでリアルスケールメーターでは、水温を正確に表示できるように目盛りはもちろん、水温変化に追従して針が動くようになっているのだ。つまり、水温の状況がリアルタイムで把握できるため、針の動きを見ていればオーバーヒートになってダメージを与える前にエンジンを停止することも可能だろう。

 トルクメーターの単位は、純正が「kg・m」だが、リアルスケールメーターでは今風に「N・m」に変更されている。なお、スピードメーター/タコメーターの目盛りは純正と同じだが、今後はスピードメーターを300km/hスケールに変更するメニューも追加予定だという。

 メインメーターも含め、バックライトにはLEDを採用する。適度な白さとムラのない均一で清潔感のある光り方を実現する工夫が施されているところも注目のポイントだ。なお、このメニューは自身の愛車のメーターを加工するため、田中オートサービスへ持ち込み(発送)する必要がある。もし作動不良がある場合は、修理なども含めた相談に乗ってくれるそうだ。価格は、メインメーター:9万9000円(税込み)/3連メーター:4万8400円(税込み)となる。

 さらに同店では、従来からラインアップするR32型スカイライン用ウエザーストリップリテーナー(2ドア用と4ドア用を設定)R32型スカイラインGT-Rのエアコンスイッチのオーバーホール&モダナイズ・メニューなど、R32スカイライン用のリフレッシュメニュー&オリジナルパーツも多数用意している。

【お問い合わせはコチラ】
田中オートサービス
大阪府門真市下馬伏町26-1
TEL072-883-5886
http://www.tanakaauto.com/

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