ライバルは欧州車! 初代ステージアは走りと実用性を兼ね備えた俊足ワゴンの魅力とは

ライバルは欧州車! 初代ステージアは走りと実用性を兼ね備えた俊足ワゴンの魅力とは

この記事をまとめると

  • 1996年に登場した日産ステージア
  • 純正エアロパーツを装着したコンプリートモデル「DAYZ」も用意されていた
  • とにかく使い勝手が良かった

DAYZ仕様のコンプリートモデルもあった

 走りについては当初から2.5Lターボ(RB25DET型=235ps/28.0kgm)をフラッグシップに据え、これにシンクロモード付きアテーサE-TS(4WD)を組み合わせたRS FOURを設定。カタログ写真を載せているが、特別塗装色のライトニングイエロー#EV1が鮮烈な印象だった、DAYZ仕様のコンプリートモデルも用意されていた。なおイエローの高性能ワゴンとして、1995年にボルボから特別限定車の850T−5Rエステートが登場しており、色味は違ったもののイメージがオーバーラップした。日産ステージア

 ステージアではサスペンションにもこだわりをみせ、4WDモデルでは4輪マルチリンク式を採用。RS FOUR Vにはフロントストラットタワーバーが標準で装着されていた。メカニズム面ではほかに、デュアルエアバッグの標準装備化、前後にクラッシャブルゾーンを設け乗員を守る設計のゾーンボディコンセプトなどもポイントだった。日産ステージア

 全長4800mm、全幅1755mm、全高1490mmまたは1495mm、ホイールベース2720mmというサイズにより、実車はゆったりとした居住スペースと、当時のボルボなど輸入ライバル車にも勝るラゲッジスペースを確保していた。装備でひとつユニークだったのが“収納式2ウェイマット”と呼ばれるマットで、ラゲッジスペースに敷いておけば汚れ物の積載が構わずでき、裏返してリヤバンパー側に引き出して使えば、ここに腰かけてスキー場で靴を履き替えるときにウェアなどを汚さないというアイデア装備だった。日産ステージア

 ただし(カタログ写真でお分かりいただけるかどうか)、裏返して外から見える状態の面が割と大胆な“馬蹄形柄”で、無難なチェック柄などでもいいのでは? と思った筆者は、どこかの記事で“トランクスの柄のような”と書いた。するとその記事を目にした宮内主管から「パンツの柄って書いたでしょ!」とやんわりとした反応(クレーム?)があったというのは、今は懐かしいここだけの話だ。そういう話も含めて(?)、ステーションワゴンがブームで、今よりも人の気持ちが豊かだったような気がする時代のクルマだ。

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