買っていきなりチューニングは厳禁! 高額だから程度極上とは限らないネオクラ車との付き合い方 (1/2ページ)

買っていきなりチューニングは厳禁! 高額だから程度極上とは限らないネオクラ車との付き合い方

カスタムしたいという気持ちを抑えてまずは現状把握

 1990年代に生産された国産スポーツカーを筆頭に、熱狂的な盛り上がりが続くネオクラシックカー。新車が販売されていたころに憧れていた層だけじゃなく、当時は生まれてすらいなかった若い世代からも人気で、車種によっては新車の価格を軽々と上まわっている。そんな憧れのネオクラを手に入れたオーナーが、最初にやっておくべきことは果たして何だろうか。

高額=程度極上とは限らないのがネオクラ車の注意点

 チューニングやドレスアップを急ぐ気持ちは分かるが、まずはコンディションを確認しつつ各部のメンテナンスだ。中古車が極端に高いせいで「程度がいいはず」と思い込む人も多いが、高値のおもな要因は市場の流通量をはるかに超える需要の多さにほかならない。外装はそこそこキレイに仕上がっており極上に見えても、フタを開ければ年式なりというクルマは意外に多いのだ。

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 せっかくカスタムしても故障ばかりでマトモに走れなくては、お金がムダなだけじゃなく相棒に対する愛着も薄れかねない。というワケで手を入れる前にチェックすべき部分と、最低限やっておきたい下準備を考えてみよう。

走行距離に応じてオイル漏れ対策やゴム類の交換が必須

 まずはエンジン系。走行距離やオーバーホールの履歴はそれなりに参考となるが、歴代オーナーの使い方や保管していた環境はそれぞれ異なる。ある程度の距離を走ったらオイル漏れがないか、また極端に消費していないかを確認したうえ、問題があればその車種に詳しいプロショップへ。自分で「古いクルマだしこんなモン」と判断するのは危険だ。

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 そのほかは吹かしたときの振動や異音も注意しよう。エンジンマウント交換やタペット調整くらいで済めばいいが、より大きなトラブルを起こす前兆である可能性も否定はできない。

 併せて電装系もある程度はリフレッシュしたい。オルタネーターやセルモーターなど大物は当然として、ネオクラの年代になればハーネスが熱を受けて硬化し、皮膜に亀裂が入ったり断線しかかっていることがある。すべて引き直すのは相当な手間と費用が必要になるものの、放置しておくと車両火災など重大な事故に繋がる可能性も。