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「ダブルクラッチ」はかつてMT乗りにとって必須のテクニック! いまでもクルマを労れる効果アリなワザだった

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/Auto Messe Web編集部

  • 一度Nでクラッチをつないで回転を上げるのがポイント
  • 危険を伴わずに練習できる技なので試してみよう
  • 旧車の機械をいたわる意味でも有用
  • スムースなシフトチェンジのための技術
  • 2代目500はノンシンクロなのでダブルクラッチが必須

「シンクロ」に頼らずギヤの回転数を合わせる技

 最新のクルマはシンクロメッシュ(変速機構内において回転速度を同調させ、シフトチェンジを円滑に行えるようにする仕組み)を装備し、シフトダウン時に自動的に回転数を上げてくれるオートブリッピングなる便利な機能を備えているモデルまで存在している。もはや新しいマニュアルトランスミッション車では、運転する際に秘技「ダブルクラッチ」を駆使する必要がなくなった。

変速ショックやミッションへの負担を軽減できる

「キン肉マン」に登場するラーメンマンの必殺技がキャメルクラッチであるため、「ダブルクラッチ」という言葉だけを見るとまるでプロレス技のようだが、そうではない。クルマをドライブする際の運転技術のひとつとして知られる妙技である。シンクロメッシュが普及したことにより、ここ最近は都市伝説として語られるケースすらあるが、かつてノンシンクロのMT車を運転するときにはダブルクラッチが必須だった。

 ダブルクラッチとは、シフトチェンジ時に使う超絶テクニックで、その目的は変速ショックを少なくすること、トランスミッションの負担を軽減することである。ダブルクラッチにより、ギヤとギヤの回転差を同調させ、流れるようにスムースな運転を実現するのだ。

一度Nでクラッチをつないで回転を上げるのがポイント

 やり方を記すと、こういうことである。走行中にクラッチを踏んでギヤをニュートラルにし、その状態でクラッチをつなぐ。すぐさまアクセルペダルを踏んで、エンジンの回転数を上げる。もう一度クラッチペダルを踏み、シフトチェンジしたらクラッチをつなぐ、というものだ。

 1回のギヤチェンジに対してクラッチを2回つないでいるということで、すべての操作を素早く実行しないと、せっかく上げたエンジンの回転数が落ちてしまう。ビギナーには難しいテクニックだが、練習して慣れればできるようになるので、機会があったら試してみてほしい。

危険を伴わずに練習できる技なので試してみよう

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