バブル期に「六本木カローラ」と呼ばれたBMW! 中身はマジメなE30型3シリーズは大ヒットが約束された名車だった (1/2ページ)

バブル期に「六本木カローラ」と呼ばれたBMW! 中身はマジメなE30型3シリーズは大ヒットが約束された名車だった

この記事をまとめると

  • BMWジャパン設立後初のニューモデルだったE30型3シリーズ
  • 日本市場でのBMW人気を決定づけたモデル
  • 走りよし、スタイルよし、クオリティよしの名車

BMWジャパン初のニューモデル「E30型3シリーズ」

 そして1983年になり、3シリーズ初のフルモデルチェンジ版として日本市場に投入されたのが、E30型・2代目3シリーズだった。BMWの伝統とされたフロント=マクファーソンストラット/リヤ=セミトレーリングアームのサスペンション形式を踏襲したFR(後輪駆動)ながら、初代に対してすべてが新設計。スタイリングも初代のイメージを色濃く残しつつより進化、洗練されたものとし、引き締まったボディからはみ出さんばかりにタイヤがセットされた小気味よいフォルムは、ひと目で「BMW3シリーズだ」とわかるものだった。

 このE30型BMW3シリーズは、事実上BMWジャパンの設立後初のニューモデルであり、新聞をはじめ積極的な広告展開が行われたのも、記憶が正しければこのクルマからだったと思う。そんな事情と、直後に好ライバルのメルセデス・ベンツ190Eが現れ、販売も熾烈な戦いとともに活況を呈することとなり、日本市場でのBMW人気を決定づけたモデルでもあった。

引き締まってスタイリッシュなデザイン「シルキー6」と「鼻先が軽い4気筒」どっちを選ぶか

 そして導入開始後は、ジワジワとバリエーションが拡大された。最初に導入されたのは4気筒の1.8Lエンジン(102ps/14.2kg-m)を搭載する318iからで、5速MTと3速ATが導入された。以降、エンジンバリエーションが拡大されていき、6気筒は2.5L(170ps/22.6kg-m)、2L(129ps/16.7kg-m)の順に設定されていく。6気筒の2.5Lは、3シリーズではこのE30が初設定だった4ドアセダン(と2ドアセダン)の325iに搭載されたものだ。

 BMWの6気筒というと「シルキー6」などと言われ、BMWを象徴するエンジンだったから、3シリーズに搭載されたモデルが正規導入となったことで、当時、注目を集めた。「170ps/22.6kg-m」の数字も見覚えのあるものだ。他方で「鼻先が軽い4気筒派」も多かった。手元にある当時のカタログから車両重量を拾っておくと、セダンの2ドアで318i(右ハンドル)が1090kg、320iが1210kg、325iが1240kgになっている。

エンジンは4気筒の1.8Lと6気筒の2L/2.5L

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