クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 初めての愛車チューニングに迷ったらまず操作系から! 初心者にオススメのステップアップ術3選
CUSTOM
share:

初めての愛車チューニングに迷ったらまず操作系から! 初心者にオススメのステップアップ術3選

投稿日:

TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/ワークスベル/Auto Messe Web編集部

カラダが触れる部分から交換していくのがベスト

 なにかチューニングをしてみたいけど、なにからやったらいいかわからないという人に、オススメしたいのはまずはカラダが触れる部分。操作系のパーツたちを自分に合わせてフィッティングすれば、一気に乗りやすくなる。

手で触れクルマを感じやすいステアリング&シフトノブから交換

 バイクの話になるが、motoGPで9回の世界チャンピオンに輝いたバレンティーノ・ロッシは、ホンダを離れたあともホンダの純正ハンドルグリップがお気に入りで、ヤマハのバイクにもホンダ純正部品のグリップを付けていたという。

 レーシングドライバー谷口信輝選手の愛車のステアリングは、いつもナルディ・クラシック。その大きさにもこだわり、φ34のオリジナルモデルまで製作していたほど。ステアリング交換

 それほどまでにプロでも手が触れる部分にこだわる。同様にチューニングのはじめの一歩も、手の触れる部分からがオススメ。

 近年はステアリング交換が少し大変。ステアリングには各種スイッチが付けられていたり、クルーズコントロールのレバーがあったりする。さらにエアバッグ。以前はエアバッグを外すと任意保険の条件変更手続きが必要だったが、最近ではほぼなくなり、気兼ねなくエアバッグを外せるようにもなった。しかし、エアバッグを残したいというなら、純正エアバッグを残す車種専用のカスタムステアリングなどもリリースされているので要チェックだ。ステアリング交換

 しかし、そんな煩雑な手間も気にならなくなるくらい、ステアリングを変えるとクルマのフィーリングは一気に変わる。あんなにダルいと思っていたクルマも、少し小さめのステアリングにすればクイックになる。いまいち馴染まなかった手応えも、ステアリングの太さや表皮が変わると一気に扱いやすくなる。

 同じようにマニュアル車ならシフトノブも重要な要素。上から握るか、横から握るかでもフィーリングは変わり、その握り方と手のクセで丸型がしっくり来る人も、棒型がしっくり来る人もいる。また、ノブ自体の重量によって次のギヤに入る勢いがつくので、やや重めのほうが吸い込まれるようにシフトされる感覚がある。そこでアフターパーツではヘビーウエイトシフトノブなども発売されているのだ。シフトノブ交換

音とレスポンスが向上し楽しさ倍増のマフラー交換

 チューニングの定番であるマフラー交換。やはり定番になるだけの理由がある。それはまず音。排気音がほどよく聞こえるようになると、エンジン回転数が把握できるようになり運転がしやすくなる。ヒール&トウでシフトダウン時にエンジン回転数を上げるときも、正直無音だとどのくらい回転を上げているかわからなくてやりにくい。ある程度「ブオーン」と音が聞こえるからこそ、上手くいったかもわかる。マフラー交換

 実際に筆者も長らくマフラー交換をしたAE86に乗っていたせいで、社会に出てノーマルマフラーのクルマに乗るととにかく回転が合わなくて乗りにくかった覚えがある。

 また、パワーアップこそ数馬力だが、アクセルを踏み込んでから加速が始まるまでのタイムラグが圧倒的に短くなる。いわゆるアクセルレスポンスの向上だ。アクセルペダルからリニアに回転が上がるようになると、ドライバーとクルマの一体感が驚くほど上がる。そういった意味で排気抵抗を減らすチューニングは有効なのだ。マフラー交換

意のままに止まる! ブレーキパッド交換

 ドライバーとクルマの一体感を高めるチューンとして、もうひとつのオススメはパッド交換。ブレーキパッドを合わせ込むことで「ありゃ、信号のはるか手前で止まってしまった」とか「お~、止まらない~!」なんて思いをしなくて済むようになる。ブレーキパッド交換

 純正パッドはさまざまな条件に合わせてつくられていて、わざと強めに利くように味付けされている車種もある。そんなクルマなら踏み込んで利くタイプ=踏み始めは強く利かないタイプのパッドにすれば、ガツンと利くことがなく、思い通りに止めやすい。加速の回数分だけ減速もするわけで、そのたびに扱いやすいブレーキになっていれば、毎回止まるのがちょっと楽しくなるほど。数万円から楽しくできるオススメチューニングパーツなのだ。

すべて表示
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS