なぜ日産「フェアレディZ」はアメリカで大人気? 反対に日本で「スカイラインGT-R」が信奉される理由とは (1/2ページ)

なぜ日産「フェアレディZ」はアメリカで大人気? 反対に日本で「スカイラインGT-R」が信奉される理由とは

この記事をまとめると

  • 日産には多くの名車が存在する
  • なかでもスカイラインとフェアレディZとは特別な存在
  • スカイラインばかりもてはやされる理由は歴史が長いからといえる

プリンス時代から続くスカイライン

 続いて、ガソリンエンジン車の1台目となるのがプリンスだ。しかし、中島飛行機を母体とする富士精密工業とプリンス自動車工業は合併したので、富士精密工業と名乗った時代に誕生したのが初代スカイラインである。社名は、のちにふたたびプリンス自動車工業と名乗ることとなり、スカイラインはそのままプリンスの4ドアセダンとして継承された。さらに後年、プリンス自動車工業と日産自動車が合併し、日産自動車となってからの最初のスカイラインが、3代目のハコスカと称したスカイラインである。そのハコスカの時代に、GT-Rが登場する。日産スカイライン2000GT-R

 フェアレディは、ダットサンスポーツとして1952年に誕生した。これを継承した2代目が、ダットサン・フェアレディである。初代からオープンカーであるのを特徴としている。馬車から創意を得て誕生した自動車は、元々屋根のないオープンカーだった。初代ダットサンスポーツがオープンカーであったことは、当時とすれば特別なことではない。SPやSRなど型式名で呼ばれることのある2代目フェアレディも、オープンカーであり、幌のほかに後付けのハードトップが用意された。

 次いで、フェアレディZが1969年に誕生する。ここから、屋根のあるクーペの姿となった。それまでのフェアレディが直列4気筒エンジンであったのを直列6気筒とし、サスペンションは4輪独立懸架にするなど、格段の高性能化がなされたが、最大の課題は手ごろな価格であることだった。流麗なクーペの姿で、高性能、それでいて身近なスポーツカーの価格を実現したことにより、国内はもとより米国で大人気を博した。

日産を代表するモデルと聞けば「スカイライン」と「フェアレディZ」と答える人が多いのではないだろうか。しかし、日本ではスカイラインばかりにスポットがあてられ、フェアレディZが注目されない。その理由はいったいなんだろうか? ここでは、あらためて考察してみた。