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HREの16号車が7位フィニッシュ! プレイオフまで残りわずかの第14戦をリポート【NASCARトラックシリーズ2022】

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

プレイオフまで残り3戦

 アメリカでもっとも人気のあるモータースポーツであるNASCAR(ナスカー)。そのトップシリーズの3大カテゴリーといえば「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、「Camping World Truck(トラック)」だ。そのひとつであるトラックシリーズに長年参戦し、2018年にはシリーズタイトルを獲得もしているのが、服部茂章氏率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」である。そのHREは、今シーズンからチーム初の2台体制を敷き、トヨタ・タンドラでシリーズにフル参戦をしている。

プレイオフ進出をかけて熾烈な争いが続く

 5月から2カ月間にわたって毎週末レースが開催されることとなった「夏の8連戦」も、ようやく終わりとなる第14戦「Rackley Roofing 200」が、テネシー州ナッシュビルにあるナッシュビルスーパースピードウェイで6月24日(金)に開催された。レギュラーシーズンは残りわずか。その後に続くプレイオフ進出を掛けて、各チームが熾烈な争いを展開している。

 今回もフリー走行から予選、そして決勝まで1日で行なわれるレースは、非常にタイトなスケジュールとなっている。HREの16号車「LIUNA TOYOTA TUNDRA」にはタイラー・アンクラム選手が、そして61号車「BAMA Buggies TOYOTA TUNDRA」にチェイス・パーディ選手という2名の若手ドライバーが乗り込む。

 コンクリート路面となるこのコースはマシンセッティングが難しいコースのひとつ。この第14戦はナッシュビルスーパースピードウェイのトラックで150周(200マイル)のレースとなる。レースは3ステージ制で、第1ステージは45周目にチェッカー、第2ステージは95周目にチェッカーフラッグが出され、それぞれ上位10台にステージポイントが付く。

夜間のレースは16号車が7位フィニッシュ

 このトラックシリーズ第14戦は、夕やみが迫る午後8時(東部時間)にスタートとなった。予選での結果が良かったのは、16番グリッドを獲得したアンクラム選手の16号車。スタート直後からタイト(アンダーステア)なハンドリングであったが、それでも17周目までに13番手まで順位を上げ、14位で第1ステージ終了となる。

 チームはそのステージブレイク中のピット作業で若干の調整を行ったが、残念ながらまだタイトな状態が続いており、69周目のコーション下でのピット戦略で第2ステージ終了時には13番手にまで順位を戻すことに成功。最終ステージでは16番手を走行していたアンクルム選手を119周目のコーション下でピットに戻し、レース最終盤にフレッシュタイヤを投入する。アンクルム選手も見事にこれに応え、127周目にはトップ10圏内にマシンを進め、最後のリスタート時には8位にまで順位を上げ、さらにポジションをひとつ上げた7位でフィニッシュした。

 一方、20番手からのスタートとなったパーディ選手は走り出しから16号車とは真逆のルース(オーバーステア)な61号車にてこずり、第1ステージは18位という結果。そのステージブレイクのピット作業でのマシン調整を受け、第2ステージは75周目に11番手までポジションを上げ、95周目の第2ステージ・チェッカーを17位で終える。ステージブレイクを挟み、最終ステージを19番手からリスタートした61号車は16号車と同様119周目のイエローコーション下で最後の新品タイヤを投入。これによって61号車はトップ15へ復帰し、最終的に13位でチェッカーフラッグを受けた。2台揃ってのトップ10進出とはならなかったものの、プレイオフへの望みはつないだ一戦となった。

 そのプレイオフまで残すところ2戦となる。次戦は、7月9日(土)オハイオ州にあるミッド-オハイオ・スポーツカーコースにて、NASCAR Camping World Truck Series 第15戦が開催される。そして続くポコノでのレースが、レギュラーシーズン最後の戦いとなる。

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