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「HRE」のプレイオフ進出に暗雲! 波乱の展開となった第15戦をレポート【NASCARトラックシリーズ2022】

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

61号車は他車と接触しタイヤバリアに衝突

 アメリカでもっとも人気のあるモータースポーツといえばNASCAR(ナスカー)だ。そのトップ3大カテゴリー、「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、そして「Camping World Truck(トラック)」の内のトラックシリーズに長年参戦を続け、2018年にはシリーズタイトルも獲得している「Hattori Racing Enterprises(HRE)」は、ナスカー界唯一の日本人チームオーナーである服部茂章氏率いるチーム。今シーズンもトヨタ・タンドラでこのシリーズを戦っている。

 2022年からはチーム初の2台体制を敷いての参戦となるが、今シーズンはドライバーを一新。HREの16号車「WEINS Auto Group TOYOTA TUNDRA」にはタイラー・アンクラム選手、そして61号車「BAMA Buggies TOYOTA TUNDRA」にチェイス・パーディ選手という2名の若手ドライバーが乗り込んでいる。HREの16号車

 レギュラーシーズンも残り2戦となるNASCAR Camping World Truck Series 第15戦「O’Reilly Auto Parts 150 at Mid-Ohio」は、このトラックシリーズ初の開催地となる。コースはオハイオ州レキシントンにあり、全長3.634kmのコースは後半にコーナーが集中するレイアウトとなっている。

 今回は、決勝前日の2022年7月8日(金)の午前にフリー走行、そして午後にノックダウン方式での予選が行われた。参戦車を2グループに分け、それぞれのグループ上位5台がポールポジションを争う予選最終ラウンドに進む形となっている。

16号車のアンクラム選手7番手グリッドから決勝をスタート

 予選前から降り出した雨の中、第2グループで出走した16号車のアンクラム選手は、滑りやすいコンディションにもかかわらず完璧にマシンをコントロールし、グループ3位で最終ラウンドに駒を進めることとなった。その後、コースは豪雨によりノックダウン方式の最終予選がキャンセルとなってしまい、アンクラム選手は7番手グリッドから決勝をスタート。一方のパーディ選手は、予選が振るわず、22番手グリッドからのスタートを余儀なくされた。

 そして迎えた9日(土)、午後1時30分にグリーンフラッグが振られ、第1ステージは20周目、第2ステージが40周目にそれぞれステージチェッカーが出される、3ステージ制の全67周で争う決勝レースがスタートした。

 第1ステージを4列目のイン側からスタートした16号車は順調な滑り出しを見せ、トップ集団との差を縮めて確実にポジションアップをしていく。10周目には5番手に浮上し、さらに前を行くマシンをパスしようとしたターン1でコース外に押し出されてしまい、ポジションを2つ下げてしまう。それでも第1ステージを7位でフィニッシュし4ポイントのステージポイントを獲得する。

 一方22番手スタートのパーディ選手は序盤からタイト(アンダーステアリング)なマシンにてこずることとなった。それでも61号車も第1ステージを18位までポジションを上げてフィニッシュした。

 今回のレースは各ステージ終了後に全車が各自のピットに停止したのち、3分間の作業時間で各チームがタイヤ交換や給油及びマシンの調整を行う方式でのピット作業となっている。そのためステージブレイクでの作戦も取れず、である。第2ステージは、2台ともに終始ほぼ順位をキープし、61号車は18位フィニッシュ。16号車は8位でフィニッシュし、ステージポイント3ポイントを獲得した。

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