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ランボルギーニ「レヴェントン」が2億7000万円に高騰!「アヴェンタドール」っぽいけれどベースは「ムルシエラゴ」でした

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2022 Courtesy of RM Sotheby's

大成功となった2022年の「モントレー・オークション」

 2022年のモントレー・カー・ウィークに合わせ、モントレー・コンファレンス・センターで開催されたRMサザビーズ社の「モントレー・オークション」。その魅力的な出品車のラインナップから、今年も例年と同様の盛り上がりを見せることは事前に十分予想されていたが、8月18日から20日までの3日間にわたるオークションが終わってみれば、予想どおり落札率は95%に、総売上高はじつに2億3925万8340ドル(邦貨換算約335億円)に達する大成功のオークションとなった。

新車同然コンディションの「レヴェントン」

 その成功の理由には、もちろん魅力的な出品車を数多く集めるという地道な仕事が背景にあったことはもちろんだ。ここで紹介するのは、2007年のフランクフルト・ショーで、ランボルギーニが発表した限定車の「レヴェントン」。

 その生産台数はわずかに20台と発表され(後にロードスター仕様が15台生産された)、同時に100万ユーロ(邦貨換算1億6000万円/当時のレート160円で換算)という驚異的な価格が掲げられた時の驚きは今も忘れることはできない。とはいえ20台のレヴェントンは、すでにフランクフルト・ショーでの発表時点では、全車にオーナーが決定しており、このうち10台はアメリカ市場へと輸出されたという。

 ちなみにこの出品車は、20台のクーペ仕様のレヴェントンの中で12番目に製作されたもの。オーナーへのデリバリー後の走行距離は900マイル(約1448km)未満で、そのコンディションは完全に新車同様であるほか、レヴェントンの純正ショルダーバッグと取扱説明書などもきちんと付属している。

 そもそもレヴェントンとは、1940年にスペインのドン・ヘリベルト・ロドリゲス牧場で誕生した伝説的な闘牛の名で、1943年にはメキシコの闘牛士、フェリックス・グスマンと歴史に残る死闘を演じたと記録されているほどの存在。

 その名を掲げるにあたっては、ランボルギーニも相応のパフォーマンス、そしてオプティカルな魅力を与える必要があったのだ。

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