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NSXを愛と引き換えに手放す? 迷ったら「勇者ヒンメルならそうした」by『葬送のフリーレン』の精神で前に進むことが大事です【真夜中の自由研究】

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TEXT: AMW 樋口佳子(HIGUCHI Yoshiko)  PHOTO: 山田鐘人・アベツカサ/小学館/American Honda Motor

  • 1989年、アキュラNSXのプロトタイプがシカゴのプレスカンファレンスで世界初披露された
  • シカゴでアキュラNSXが世界デビューした当時の様子
  • 1991年にデビューしたアキュラNSX
  • 1990年にアイルトン・セナがアキュラNSXをテストした
  • アキュラNSXのリアビュー。日本仕様とは異なるエンブレムも
  • 1992年に登場した「ホンダNR」
  • 市販車として世界初の楕円ピストン・エンジンを搭載したホンダNR
  • 1989年、シカゴ・オートショーでお披露目されたアキュラNSX
  • フロントノーズにはアキュラのエンブレムが冠される
  • 『週刊少年サンデー』連載中の『葬送のフリーレン』(小学館、原作:山田鐘人/作画:アベツカサ)

事件のキーワードはホンダNSXとNRだった

最近ある事件が起きたことで話題となったホンダ「NSX」と「NR」。旧車界隈が騒然としたこの事件の関係者と同じく、NSXを20年間所有しているAMW編集部員も思うところがあり、オーナー目線で語ってみることにしました。この事件から得た人生の教訓とはいったい何だったのでしょうか。

20年という歳月は、同じ年月を重ねた同志にしかわからない重みがある?

すこし前に旧車界隈をザワつかせたある事件が起きた。まだ記憶に新しい人も多いと思われるが、ホンダの「NSX」と「NR」という名前を聞くだけでクルマ好きであればピンとくる事件ではないだろうか。まだ裁判も始まっておらず真相はわからないので詳細は割愛するが、好きな女性のために愛車を手放してしまった末に相手を殺害してしまったという哀しい事件だ。もちろん刑事事件であるので加害者を擁護するつもりはないし、かといって被害者を含めた関係者をジャッジする気も毛頭ない。では、なぜこの事件をAMWで取り上げたかというと、自分も同じようにNSXを20年間所有してきた者として、スルーすることができなかったという点に尽きるのだ。

加害者となった人物は、20年間アキュラNSXを所有していたそうだ。最初にこの事件でNSXを見たとき、まさか20年来のオーナーだとは知らず、今ならお金に換えたくなるほどのプレミア価格もついているし、手放しても仕方ないのかもしれないと考えた。けれども、自分と同じ20年……と知り、なんともいえない気持ちになったのだ。それも手放した理由が自分のためではなかったとしたら……。

それでも売らなかったのは愛ゆえに

自分も何度も「売らないの?」「まだ乗っているの?」と言われてきたし、同じオーナー仲間があっさりと他のクルマに乗り換えていくのを見てきた。今となっては価格的にも残存個体数的にも、一度手放したら二度と乗ることが難しいクルマの部類になってしまっているのだけれど。この歳月の重みや苦労は、長年同じクルマを所有し続けているひとであれば言わずもがなだろう。

事件の真実はわからないが、結婚のために愛車を売却したのだとしたら、それもその人の価値観であるし、誰に文句を言われる筋合いもない。ただ、一番大切なモノを一番大切なヒトのために手放した結果、すべてが幻だったと気づいたときの絶望感となると……。追い討ちをかけるつもりはないが、加害者の自宅にはNSXのミニカーやDVDなどのグッズが大量に所蔵されていたほどのNSXフリークであることは間違いなく、「なぜに」と嘆息するばかりだ。

元も子もないことを言えば、富豪でもない庶民の自分には手放したら二度と手に入れることはできないクルマになってしまっているという自覚はあるので、手放す人の気持ちがわからないというのが本音ではある。実際、当編集部の誰もが口を揃えて愛車を手放すことはないと即答した。もちろん、自由意志で取った行動について、他人を批判するつもりも権利もないので、これはイチ個人のイチ価値観にすぎないことだけは断っておこう。

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