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タミヤのプラモを再現したホンダ「シティターボ」! 19歳で手に入れた「モトコンポ」を積載して夢はコンプリート…さらに広がる旧車ライフとは

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • ホンダ シティターボ:1983年式の個体
  • ホンダ シティターボ:純正オプションの12インチアルミホイールを装備。これもタミヤのプラモデルと同じディテールだ。タイヤはYOKOHAMA製ヨコハマ DNA エコス(F&R:65/70R12)を装着
  • ホンダ シティターボ:前後バンパーが傷んできたため、プラスチック素地風に塗装している
  • ホンダ シティターボ:エンジンはノーマルを維持し、オイル下がりは修理している。クラッチとステアリングのオーバーホールなども実施済み
  • ホンダ シティターボ:ステアリングはモモチューナー。メーター類はノーマルだ。現在の総走行距離は13万km
  • ホンダ シティターボ:シートはレカロのグラデーションモデルに交換している
  • ホンダ シティターボ:まず19歳のときにホンダ モトコンポを購入し、その後運搬するためのシティ ターボを購入したという
  • ホンダ シティターボ:サスペンションやブレーキはノーマル
  • ホンダ シティターボと“nekotasan”さん。主催者に誘われて第1回目から第3回トダクラシックカー同窓会の運営手伝いをしている

タミヤのプラモデルを実車化した1台

1980年代のコンパクトスポーツを代表するホンダ「シティターボ」。その魅力に惹かれたオーナーが、タミヤのプラモデルを再現した1台を完成させました。旧車の渋さとポップな個性を併せ持つ1台への思いをオーナーに伺いました。

モトコンポを購入後、シティターボを入手

2024年11月24日に埼玉県で開催された「第3回トダクラシックカー同窓会」には、約150台ものクルマが集結。3回目の開催となった今回も、思い思いのスタイルでイベントを楽しむオーナーたちの姿が印象的だった。そのなかから、ホンダ「シティターボ」で参加したオーナーに話を伺った。

「幼い頃からホンダ シティターボが好きだったので、19歳のときにまずモトコンポを4万円で買いました。2015年には、いすゞ専門店のイスズスポーツで1973年式のベレット1600GT タイプRを購入しました。その後、モトコンポで遊びに行った際、“そろそろ箱が欲しいです。タミヤのプラモデルと同じ黒のターボ1、フェンダーミラー付きで!”とお願いしたら、1カ月もしないうちに出てきたので、迷うことなく購入しました」

オーナーの“nekotasan”さん(45歳)がいう、“箱”とは、モトコンポを収納するためのシティターボのことを指している。タミヤのプラモデル「1/24スポーツカーシリーズNo.30 ホンダ シティターボ」に強い愛着を抱いていた少年が、2017年2月に念願叶ってシティターボのオーナーとなったのである。購入したのは、総走行距離が10万kmに達する1983年式の個体であった。

「趣味のひとつであるドライブやイベントに参加するときに乗っています。こだわりポイントは、タミヤのプラモデルと同じ黒のターボ1でフェンダーミラーを装着していることです。本当は純正オプションのサイドストライプを剥がしたかったのですが、仲間たちに説得されて残すことにしました」

その完成度の高い外観とディテールから、静岡ホビーショーにタミヤが出展した際、“nekotasan”さんのシティターボが展示されたという。これは“nekotasan”さんにとって愛車との最も印象深い思い出であり、誇らしい出来事であると語ってくれた。

旧車でも気負わず楽しめる相棒

「いろんな方に私のシティターボを見てもらったら、意外にも程度の良い個体だということがわかってきました。大事に乗りたいという思いから、イスズスポーツで安いシティを探してもらって2019年にシティカブリオレを買い足しました。これは1984年式です。シティは気を張らずに乗れる点が魅力で、楽しいですね」

現在、“nekotasan”さんは新旧のスバル車の3台に加え、2004年に購入した1994年式のスズキ「カプチーノ」も愛用している。欲しいクルマはまだ多く存在するが、増車しても乗りきれないことから当面は現状維持を考えているとのことだ。シティターボについては、“nekotasan”さんが絶大な信頼を寄せる福島の主治医が納得するまで仕上げていく予定で、長期的なプランのもとでメンテナンスを進めているという。

「クルマは私の人生そのもの。物心ついた頃からクルマが大好きで、進学でも迷わず自動車関連の会社に就職しました。クルマでご飯を食べて、週末もクルマと一緒に過ごしています」

そう語る“nekotasan”さんの豊かなカーライフは、今後も変わらず続いていくことだろう。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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