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狙うはeスポーツと実車レースのダブルタイトル!「SPK e-SPORT Racing Team」2022年の大いなる野望とは〈PR〉

TC CORSE SPK e-SPORT Racing 105号車の走り

SPKがeスポーツに本格参戦! バーチャルとリアルの融合に注目!

 レーシングギアなどでお馴染みの「alpinestars(アルパインスターズ)」をはじめ、ダイハツ車のカスタマイズパーツブランド「D-SPORT」などを展開する自動車部品・用品の総合商社「SPK」が、昨年から本格的にeスポーツに参戦している。さらにマツダ・ロードスター(ND型)を使い、バーチャル(eスポーツ)とリアル(ロードスター・パーティレース)による異種カテゴリーの融合を果たすなど、その動向に注目が集まっている。

アルパインスターズカップの開催を皮切りに
eスポーツに本格参戦!

 SPKは2021年から本格的にeスポーツ事業に参入。2021年6月13日に開催された『AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2020 Series TEAM BATTLE ROUND FINAL』では、総合優勝を果たした“TC CORSE Esport MAZDA”チーム(54号車)にalpinestars製品などの提供を行ったほか、同年9月22日にはSPKとして初のeスポーツ大会『alpinestars CUP 2021 presented by SPK』を開催した。

 この大会で競技委員長を務めたのは、『iRacing Advanced Mazda MX-5 Cup Div All』で2度の世界チャンピオンを獲得したTCRJAPANの加藤彰彬さん(※写真下・左。大会レポートはこちら→ https://www.automesseweb.jp/2021/11/19/827875)。同氏はレーシングチーム「TC CORSE」の代表を務めながら、スーパー耐久シリーズやロードスターパーティレースへの参戦など、まさにバーチャル(eスポーツ)とリアル(実車レース)の融合を具現化した第一人者でもある。

 前述の通り“TC CORSE Esport MAZDA”チーム(54号車)へのサポートをきっかけに、SPKでは2021年10月2日(土)に開催された『AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2021 Series TEAM BATTLE ROUND 01』から“TC CORSE SPK e-SPORT Racing ”(105号車)を新たに編成してJEGTへ参戦。監督兼選手を務めた中島優太ほか、深谷 諄/菅原達也/鍋谷奏輝/佐藤陽向の5選手で挑んだ初戦では、スーパーラップ(グループA)6位、予選レース(グループA)5位に出遅れるも、決勝レースのスタート位置を決定する決勝スーパーラップ(予選)で見事ポールポジションを獲得。決勝レース1では3位に終わるが、続く決勝レース2では優勝チームに対してわずか3秒差の2位でフィニッシュ。105号車は初参戦ながら上々の滑り出しとなった。

 続く『AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2021 Series TEAM BATTLE ROUND 02』(2021年11月3日開催)では、スーパーラップ(グループA)と予選レース(グループA)をそれぞれ2位で終え、決勝スーパーラップでは残念ながらノータイムとなり、8番手からの決勝レーススタートが強いられた。そんななか決勝レース1で上位進出を狙うも6位でフィニッシュした105号車は、決勝レース2では起死回生の追い上げを見せて優勝チームを0.17秒差まで追いつめ、2戦連続での2位フィニッシュは決して悪くはない序盤戦となった。

 さらにグランドファイナルへの出場権を獲得すべく挑んだ『AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2021 Series TEAM BATTLE ROUND 03』(2021年11月23日開催)では、スーパーラップ(グループA)5位、予選レース(グループA)を4位で終えるも、決勝レース1のスターティンググリッドを決める1周勝負のスーパーラップで、鍋谷選手が見事なアタックを決めてポールポジションを獲得。すると決勝レース1では深谷選手が見事ポール・トゥ・ウィンを果たし、続く決勝レース2では菅原選手の渾身の走りで2位でフィニッシュ。全3戦で46ポイントを獲得し、105号車は年間ランキング4位に入ったことでグランドファイナルへの出場権を手にした。

東京オートサロン2022の栄えある舞台で魅せたグランドファイナルの戦い

 そして2021年シーズンを締めくくる『AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2021 Series TEAM BATTLE GRAND FINAL』が、2022年1月15日、東京オートサロン2022のイベントステージで開催された。参加チームや選手、観客が一体となった熱気溢れる雰囲気のなかでのレースは、これまでのラウンドはオンライン開催であったのに対し、このグランドファイナルではステージ上に用意されたシミュレーターで競うオフラインでの実施となった。

 年間ランキング4位でグランドファイナルに挑んだ105号車の“TC CORSE SPK e-SPORT Racing ”は、スーパーラップ(予選)で2分16秒970を記録してポールポジションを獲得。その勢いのまま決勝レースを迎えると、同じマツダRX -VISION GT3 CONCEPTを駆る“EVANGELION e-RACING with 広島マツダ”(01号車)との全15ラップの激しいバトルの末、惜しくも2位でレースを終えた。

 ポールポジションを獲得しながらも惜しくも2位に甘んじた105号車であったが、レースを振り返るとピットイン後のドライバーチェンジに時間がかかってしまったことでポジションダウンを余儀なくされた。チーム戦では実車のレースと同様にドライバー交代するだけじゃなく、次のドライバーが自身でタイヤ選択(交換)などの操作を行うといった、短い時間のなかで、実車レースよりも煩雑な作業が求められる難しさがある。

 さらにこのグランドファイナルでは普段走り慣れた環境ではなく、東京オートサロン2022のイベントステージで開催されたこともあり、そこでミスが出てしまったことが敗因のひとつになってしまった。こうした息つく暇もない激闘のレースは、リアルであろうがバーチャルであろうが違いはない。

 なお、JEGT2022年シーズンはTEAM BATTLE(団体戦)に特化し、2021年シーズンを勝ち上がった上位10チームによる『トップリーグ』(全3戦)と、自動車関連企業を中心とした法人格を持つ企業・団体による『企業対抗戦』(全2戦)の2カテゴリーのレースが実施される。もちろん、2021年シーズンを2位で終えた“TC CORSE SPK e-SPORT Racing”は、2022年9月11日(日)に開幕するトップリーグへもちろん参戦。昨シーズンの悔しさを晴らすためにも“TC CORSE SPK e-SPORT Racing”の次なる戦いに期待したい。

リアルとバーチャルの完全融合“SPK e-SPORT Racing”のカラーリングでパーティレースに参戦

  SPKにとって、2021年はeスポーツ始動の1年となった訳だが、2022年は新たなチャレンジに取り組んでいる。それがリアル(実車レース/ロードスターパーティレースⅢへの参戦)とバーチャル(eスポーツ)の融合だ。「TC CORSE SPK e-SPORT Racing」として『AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2021 Series』のチームバトルで惜しくもシリーズランキング2位で終えたことはお伝えした通りだが、同チームでドライバーを務めた菅原達也選手が『ロードスター・パーティレースⅢ』(ND-S)に、SPK・TCRロードスターで参戦している。

 すでに2022年5月5日(水・祝)にジャパンツアーシリーズ第2戦/東日本シリーズ第1戦としてレースが開催されており、菅原選手が駆るNDロードスターには「TC CORSE SPK e-SPORT Racing」のマシンであるマツダRX-VISION GT3 CONCEPTのカラーリングが施され、15ラップのレースを戦った。レースの詳細は、本稿の第二弾でレポートするのでそちらをご覧いただきたい。

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