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【カスタム回顧録】CDチェンジャー [第8回]

30代〜50代の青春が詰まった音楽メディア
シチュエーションに合わせてCDを入れ替えましたよね!?

音楽を聴くためのメディア。それまでのカセットテープからCDへと移行したのは、80年代後半になってから。ヘッドユニットではカセット、CDはチェンジャーというマガジン内に音楽アルバムをセットするのが定番でした。
6連奏や8連奏といった風に、長時間の連続演奏や複数枚からの任意再生など、その利便性はカセットテープを遥かに凌駕。その後、MDが登場したとはいえ、音楽を聴くために不可欠なデバイスだったことは変わりなく、多くのドライバーの支えになったのです。

しかし、DVDや音楽配信サービス&アプリなど、車内の視聴形態は変化。CDを見かける機会はメッキリと減少しました。
ちなみに、彼女とのムードを上げるためにオリジナルのバラード集を収録。デート前になれば、トランク内や助手席の足元にあるCDチェンジャーにセット、という作業を行なった方もいると思います。
かつて「80’s洋楽」や「邦楽ベスト」といった自分だけの1枚を作った人は、立派な中年になっているのではないでしょうか。

 

まさにCDチェンジャーは、30〜50代にとっての青春。あの独特の動作音、マガジンが出てこなくなったトラブルも懐かしい思い出ですよね。
なお、大手メーカーのラインアップを調べると皆無。現在の音楽メディアに対応できないCD派の筆者は、悲しい現実を知ることになりました。

オシマイ

[イラスト:自由絵師本舗・秋田昌宏]

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