サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

キャンプでも自宅でも使える「カセット式こんろ」3選

質実剛健の機能を優しく包むデザインのコンロ

 屋外のキャンプで、ビギナーはもちろんベテランからも大きな支持を得ているこのカセットこんろ。それでも「カセットこんろは風に弱い、気温が低いと火力が低下する」という不満も耳にする。はたしてそれは本当なのだろうか?

 実は、家庭や店舗で使われているカセットこんろは屋内での使用を考えた設計なので、風や低温時などの対策はとられていない。屋外用こんろは、風で火が消えないような防風対策や低温でも着火しやすいガスボンベも使用できるなど専用の装備を持っている。

 屋外の状況はリビングルームとは違い、開けている。自然からいただく様々な力を浴びている。だからアウトドア用バーナー(燃焼装置)は、風に強い工夫を備えた火力重視の設計でもある。
 カセットボンベ式バーナーも「屋外専用」と謳うものは風に強くてパワフルだ。なおかつ、可燃性物質であるイソブタン比率を高めた、低温時でもよく燃えるカセットボンベも使えるように設計されている。 

 この燃焼力は非常に頼りになる半面、持ち運びもあるためコンパクト・軽量であることも重要なポイントであるアウトドア製品では、安全装置がないものが多い。

 そんな状況ではあるが、数は少ないものの、耐風性を高めた上で安全装置も搭載し「屋内・屋外兼用」をうたったカセットこんろがある。キャンプでも家庭でも使いたいなら、こうした兼用タイプを選んでみるのもいいだろう。

安全装備搭載したモデルも多い

・イワタニ/カセットフー タフまる

 耐荷重20kgでダッチオーブンなどの重い鍋も載せられるタフさを備えたカセットこんろ。外側風防+内側風防の2段階で風を遮り、燃焼に必要な空気は風防の下から引き込むため安定した燃焼を実現。燃料タンクのようなキャリングケース付きで持ち運びやすい。圧力感知安全装置ほか、安全装備を搭載。別売のカセットフー専用アクセサリーシリーズを使い、焼き肉やたこ焼き、網焼きも可能だ。

・イワタニ/カセットガス テーブルトップBBQグリル フラットツイン・グリル

 カセットこんろは2台並べるとカセットボンベが過熱して爆発する危険がある。テーブルトップBBQグリルは取り外しできる風防を備えた2口グリルなので、グループで2つの鍋をつつくことが可能だ。
 片側で焼き肉、片側でスープを作るなんてこともできる。ただし、2口にわたる大きな鉄板は使用できない。こちらも別売のアクセサリーシリーズを使用できる。圧力感知安全装置ほか安全装備搭載。

・センゴクアラジン/ポータブル ガス ホットプレート プチパン

 コンパクトサイズのカセットボンベ式ホットプレート。平プレートと2色鍋、ふた、レシピブックと、肩から提げられる収納バッグが付属している。
 専用カセットボンベ(別売)は低温時対応なのが頼もしい。圧力感知安全装置付き。付属の専用プレートと鍋のほかに、別売でえくぼプレート(たこ焼きプレート)も用意されているふたを利用すればブラウニーなどのスイーツ作りまで対応し、幅広い料理を楽しめる。

モバイルバージョンを終了