サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

ソロキャン派にもオススメ! 持っててよかったキャンプ用品7選

キャンプ用品をコンパクトに収納する

『ブッシュクラフトの教科書』によると、サバイバルに最低限必要なものは「5つのC」(CUTTING TOOL=ナイフやナタ、COVER ELEMENTS=シェルター、COMBUSTION DEVICES=火起こし道具、CONTAINERS=調理器具や容器、CORDAGES=ロープ)で、これらがあれば体温の維持、水分確保など生きるために必要なことがまかなえるという。

 キャンプはサバイバルとは異なるので、快適さは不可欠だ。とはいえ“あれもこれも”とクルマに詰めがちになってしまうキャンプ道具を絞っても、案外楽しくキャンプができる。そこで夏のミニマムなキャンプ道具とは何か?を考えてみました。

 

■テント機能付きの軽量シェルター

 テント+タープは軽量で開放的だが、雨の日や肌寒い日には少々ツラい。そのため2ルームテントが人気なのだが、重量はおおむね20kgとなる。

 地面まですっぽり覆うことができるシェルターは、タープよりも悪天候に強いのが特徴だ。内側にテントを取り付けられるものなら2ルームテント的な使い方もできる。オプションにテントがない場合は、小型テントを入れて“カンガルースタイル”と呼ばれている状態にしてもいい。

 

■寝袋&マットと防水バッグ

 必要だけれど、かさばるモノの代表と言えるのが寝袋とマットだ。ソロなら付属の収納袋で十分だが、ファミリーなら収納袋を使わず、ロールトップタイプの防水バッグにまとめて寝袋とインフレーターマットを詰め込むと小さく収納できるし濡れの不安もない。

 

■ゴトクが大きめのシングルバーナー

 コンパクトなシングルバーナーを2つ並べるとツーバーナーと同じように、同時に複数の調理ができる。山岳用の小さなバーナーでもいいが、できればゴトクがしっかりしたもののほうが、安定感があって安心して調理ができる。写真はガスボンベを使用するタイプで、大型の鍋に対応する。ただし、バーナーとガスボンベが直結なので、ガスボンベを熱してしまう大型鉄板やダッチオーブン、スキレットなどの使用は不向き。

 ボンベを外せばコンパクトに折り畳めるのがメリットだ。

 同シリーズのランタンもそろえておけば、キャンプサイトの統一感が出やすい。

 燃料とバーナーが離れているシングルバーナー。これなら、スキレットや小型ダッチオーブンに対応する。

 大型ダッチオーブンを使いたいなら、ダッチオーブン対応のアウトドア仕様カセットコンロを用意する。家庭用カセットコンロとは異なり、風に強く、十分な耐荷重、そして熱対策を取っているので安心して使える。

 バーナーによっては自動点火装置が付いていないものがある。ライターやトーチ、マッチを忘れずに持っていこう。

 

■折りたたみ式バッテリーランタン

 いろいろなところに置いて、死角を減らせるのが小さなバッテリーランタンの魅力だ。いくつも用意したいが小さくてもかさばってしまうのが悩みのたね。しかし、空気を入れて膨らませるタイプなら、未使用時はぺたんこ収納ができて持ち運びやすい。暖色の光と白色の光、どちらを選ぶかはお好みで。雰囲気がいいのは暖色の光だが、真夏は白い光のほうが涼しげになる。

 

■コンパクトな焚き火&グリルセット

 焚き火やバーベキューはキャンプのお楽しみ。コンパクトに収納できるセットがひとつあると重宝する。どんなものでも焚き火は楽しいが、火床のサイズが、キャンプ場で販売されている薪をそのまま利用できるものであると断然に楽だ。

 ソロやカップルなら手のひらに載る焚き火台で小さな焚き火を楽しんでもいい。炭対応の焚き火台なら、少人数であぶり料理ができるのもうれしい。

 

■小さなテーブル&チェア

 地面に直接座ったり料理を並べたりするのもアウトドアの雰囲気を味わえていいが、雨でぬかるんでいることがあるし、冷たさが腰に伝わると身体が芯から冷えてしまう。ペットボトル程度にたためるチェアやテーブルはほしいところだ。チェアは安定感重視で選びたい。

 テーブルの天板が木製だと雰囲気がいいのだが、水滴による輪染みや鍋をうっかり載せて変色するなんてことがある。耐水性・耐熱性のある天板なら、そういった不安なし。とくに小型の焚き火台は草地へのダメージが心配なので、テーブルに載せて使えるのはありがたい。

 

■たためる・重ねられる食器

 食器やクッカーは重ねて収納できるものがベスト。ふたはないけれども、深型のシェラカップであれば一人分のスープくらいは作れるし、2つのシェラカップを組み合わせれば炊飯もできる。

 ふた付きでたためられる食器は余った料理のストレージとして活躍するし、自宅で下ごしらえした食材を詰めていけば現地では焼くだけ。包丁を使わずに調理できるのだ。

 調理や焚き火など火を扱うときは、水を手元に置いておくと安心なので薄くたためるボトルやバケツは不可欠。断熱性はないが、軽く、多少ラフに扱っても破れることがないのは安心だ。また、バケツは炊事場への食器運びや焚き火をするときの焚き付け集めなどマルチに活躍する。

 

モバイルバージョンを終了