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【車載動画】フォルクスワーゲン「ID.R」がニュルブルクリンクのEV記録を更新

6分5秒の世界、電気駆動の可能性に期待

 フォルクスワーゲンの電気自動車「ID.R」が、ドイツ・ニュルブルクリンクのEV記録を更新した。フォルクスワーゲンのワークスドライバーであるロマン・デュマは、昨年のパイクスピークでの最速記録、そしてグッドウッドでのEV記録に続いての挑戦としたのがニュルという舞台だ。

 6月3日、世界で最も難易度の高いレーストラックであるドイツのニュルブルクリンクで、これまでのEVレコードタイムのラップタイムを40.564秒も更新した。これでフォルクスワーゲンはわずか1年で3つ目のレコードタイムを記録したことになる。6分05秒336を記録した時の映像。

 ID.Rは、次世代電気自動クルマ「ID.」系のレースフラッグシップ仕様。電気モーター2基による最高出力は500kW (680PS)、平均速度206.96km/hを実現するなど、フォルクスワーゲンによる電気駆動の可能性を新たに印象付けた。

 なお、この時に使用されたタイヤは日本メーカー、ブリヂストンの「POTENZA」だった。長年ニュルブルクリンクで鍛えられた経験を活かし、求められる様々な性能を実現すべく、東京とローマにある技術センターで試験・評価を繰り返し実施し、5カ月という短期間で開発したという。

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