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キャンプのプロが厳選! 初心者にオススメな1台数役の調理器具5つ

専用調理具よりマルチに使えるモノを選ぶ

 キャンプを楽しむためのクッキングアイテムは、さまざまなメーカーからいろんな種類が出ているので、これからキャンプを始めたいというビギナーは、何を買ったらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか?

 そんな状況のまま、勢いで「アレ、欲しい!」「コレ、かっこいい!!」といろいろ買いそろえてしまうと、ムダに荷物が増えてしまうし、買ったはいいけどほとんど使わないなんてことにもなりかねません。

 そこで今回は、ひとつあれば何役にもなる調理器具を紹介していきましょう。一台で何役もこなすアイテムなら、使用頻度が上がるのでキャンプで大活躍!さらに荷物も減らせるのでとても便利です。

 

煮炊きから焼くまで可能な「クッカーセット」

 キャンプ用の調理器具といえば「クッカーセット」。大鍋、小鍋、フライパンがセットになったものが多く、人数が多いファミリーキャンプでも十分に対応できます。

 鍋がたくさんそろっていますが、ハンドルが取り外せたり、折りたためたりするので、重ねてコンパクトに収納することができるので、かさばることはありません。キャンプ場へ行って、いろんな料理を作ってみたいという人は、まずはクッカーセットを準備してみましょう。

 

焼くと炒めるだけな「BBQグリル」

 キャンプの食事はBBQだけという人は「BBQグリル」だけでOKです。肉や魚介、野菜を焼いて、シメに焼きそばやチャーハンなどを炒めれば、クッカーセットの出番はありません。

 3~4人のファミリーやグループなら、大型のBBQグリルではなく、テーブルに載せて使う卓上グリルで十分です。家族で焼き肉屋さんへ出かけても、グリルはそれほど大きくありませんよね? 

 ただし、焼きそばやチャーハンなどの炒め物をするには鉄板が必要となるので、BBQグリルを購入する際は、鉄板付きのモデルを選びましょう。

 

アウトドア気分を盛り上げる「ダッチオーブン」

 “煮る”“焼く”“蒸す”“揚げる”など、さまざまな調理法に対応するのが「ダッチオーブン」の魅力。これをフル活用できれば、ほかのクッカーは必要ありません。

 明るいうちに手作りパンを焼いておき、焼き上がったら煮込み料理を仕込みます。これができあがったら、フタを裏返して鉄板代わりにして、肉や野菜を焼いたりすれば、ダッチオーブン1台で足りてしまいます。

 基本は炭火で調理するので、アウトドアならではのワイルド感が楽しめます。サイズは、3~4人の家族などで楽しむなら10インチ、1~2人なら8インチを目安に選ぶといいでしょう。

 

ソロキャンプなら登山用品の「コッヘル」

 1~2人で楽しむソロ&カップルキャンプの場合は、ファミリーキャンプ用のクッカーセットでは大きくて持て余してしまいます。そこで目を向けたいのが登山用品。「コッヘル」と呼ばれる登山用のクッカーなら、軽くてコンパクトで、ソロキャンプにも最適です。

 鍋とフタだけのセットもありますが、大小2つの鍋がセットになったモデルのほうが使いやすいので、そちらを選ぶようにしましょう。

 

コンパクト版ダッチオーブン「スキレット」

 ダッチオーブンと同じ素材でできた、極厚のフライパンが「スキレット」です。蓄熱性が高く、一度温まったらなかなか冷めないので、ステーキ肉などをおいしく焼くことができます。

 ソロやカップルキャンプなら、小さめのサイズを2~3個用意して、煮物、焼き物、炒め物を炭火や焚き火で作って楽しむのがおすすめです。

 ただし蓄熱性の高いクッカーなので、シングルバーナーで調理する際は、シングルバーナーの説明書をよく読んでおきましょう。スキレットは非常に熱くなり、その輻射熱でカセットガスを加熱してしまう恐れがあるため、モデルによっては使用できないものがあります。「鉄板の使用は禁止」などと書かれている場合は使用できません。

 もちろん、これらをひとつだけに絞らなければいけない、というわけではありません。「こんな料理を作りたいな」というビジョンがあれば、それにあった調理器具を選んでください。でも、購入に悩むようなことがあれば、まずはこの中から選んでみるというのもありですよ!

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