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ドライブレコーダーで注目の機能「スタービス」って何? 本当に必要なのか?

高感度な裏面照射型画素技術

 人気の衰えない「ドライブレコーダー(以下ドラレコ)」。最近販売されている商品を見ると『STARVIS(スタービス)』という単語を目にする機会が増えました。商品説明などによる「STARVISを採用」「STARVISにより夜間も安心」などの宣伝コピーが増えてきました。では一体この「STARVIS」とは一体何か? これが無いドラレコはダメなのか?? その辺を探ってみたいと思います。

STARVISはSONYの技術

 まずこの「STARVIS」ですが、開発元はあのSONYなのです。元々監視カメラ用に開発したセンサー技術のひとつで、可視光線領域に留まらず、沢山の光を集めることができるので夜間の撮影にも適した高感度な裏面照射型画素技術(デジカメにも多く採用)のことを言います。

 SONYはこれを多くの企業に販売していますが、元々監視用に開発されていますので、ドラレコにも適しています。もちろん各社はこの「STARVIS」をベースに細かなチューニングを行っており、結果として高い性能を有することになりました。

STARVISは絶対必要なのか?

 それではドラレコを選ぶ際に「STARVIS」は絶対必要ななのか?と言われると必ずしも「イエス」とは言い切れません。まずメリットとしては昼間より夜間における録画性能が大きく向上している点はあります。

 昨今ドラレコの機能として高く評価されているものに「駐車監視機能」がありますが、特に平地に駐車している車両は夜間に車上荒らしに会う確率も高く、この機能が重宝されているわけです。

 夜間に高感度撮影をする際に「STARVIS」の効果はテストしても十分の結果は得ています。しかしその分、商品の価格にそれが上乗せされている部分も否定できません。

「STARVIS」を搭載していなくても、ある程度はソフトウエアのチューニングで夜間における録画性能を上げることができるます。逆に「STARVIS」を搭載しているからと言って完璧ではないモデルも存在します。

 つまりカメラの基本中の基本である明るいレンズをまず選び、その上で補完する形で「STARVIS」を搭載した商品を予算に合わせて選ぶのがベストと考えます。

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