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なぜか閉鎖的で素人には怖い! そんな場所の代表格「サーキット」の中身とは

誰もがワクワクしてしまう場所になっている

 以前よりだいぶ身近な存在になったサーキットだが、ビギナーにとって異世界であることに変わりはない。愛車を思い切り走らせるだけではなく、友達の応援やレース観戦でも楽しめる場所。クルマ好きにとっての理想郷であるサーキットの代表的な設備を、宮城県のスポーツランドSUGOを例に解説したい。

コントロールタワー

 サーキットの中枢部ともいえる施設。主催するイベントの受け付けやスポーツ走行の申し込み、タイム計測器の貸し出しやリザルトの配布などが行われる。また上階にはコースを監視するモニターが設置された『管制室』があり、事故やトラブルがあれば即座にレスキューへ伝達し対処。

 SUGOはメインポストの電光掲示板に表示する、季節や天候に絡めた独自のメッセージも名物のひとつなのだ。それらの制御もコントロールタワーでおこなう。

ブリーフィングルーム

 レースやイベントで走行前の説明が行なわれる部屋。出欠を確認する場合が多く、不参加は走行が認められないこともあるので注意。

ピット&ピットロード

 ピットは走行するクルマを入れ、カンタンな作業なども行なうスペース。タイムを表示するモニターやエアーは、公式レースが開催されるサーキットなら確実にあるはず。コースとの間にあるピットロードは人が横断することもあるので、くれぐれも安全な速度で走るようにしたい。イベントによってはピットではなく、パドックが待機場所になることもある。

飲食関係

 レストランや食堂が併設されているサーキットは多い。SUGOは窓側の席だとコースを眺めることができ、仙台名物の牛タンを使ったカレーが人気メニュー。自動販売機も何カ所かに設置しており、飲食で困ることはないだろう。ただし平日はレストランが休みのサーキットもあるので、事前に確認しておくべし。

医務室

 できればお世話になりたくはないけど、事故でケガする可能性はゼロじゃないし、観客が熱中症や体調不良になることもある。ココで応急処置し重度と判断されれば、救急車やヘリコプターで近隣の病院へ搬送。命を守るためあらゆる努力を惜しまないのがサーキットだ。

ファミリー用の施設

 昔はコースを走る人こそ満足できても、同伴者からの不満も多く聞かれたサーキット。しかし近年では家族と一緒に楽しむ場所に変化している。SUGOでは『SP広場』と呼ばれるレースの観戦にも最適なポイントに、遊具や屋根つきのウッドデッキを設置。秋になると宮城の風物詩である『芋煮会』プランが大人気で、レースと関係なく訪れる人も多い。

観客席

 レースを観戦するならやはりココ。SUGOではホームストレートに面したグランドスタンド、さらに1コーナーとSPコーナーに観客席がある。グランドスタンドはパドックから地下トンネルですぐアクセスでき、1コーナーのスタンドに直行できる通路もあって便利。

パドック

 サーキットの様々な設備があるパドック。ガソリンスタンドや公式レースで使用される車検場、気温や湿度をチェックするための百葉箱、そして誰もが一度は上がってみたい表彰台など。またピットに入り切れなかった走行車両や、手伝いや応援に来たクルマの駐車スペースとして利用されるケースも多くある。

ショートコース

 大きなサーキットではメインのコースに加えて、カートやジムカーナで使うサブ的なショートコースを備えていることが多い。SUGOでは『西コース』と呼ばれ、人気は手ぶらで来てもOKのレンタルカート。着座位置が低く風をモロに受け、体感スピードは実際の速度をはるかに超える。モータースポーツの入り口として昔から人気があるコンテンツだ。

ショップ

 サーキットのオリジナルグッズを販売するショップもある。SUGOでは入り口に近いインフォメーションと同じ建物で、アイスクリームや銘菓など品揃えはとても豊富。2020年の限定アパレルも完成したばかりだ。Tシャツ(各4400円)/エアリージップパーカー(1万800円)/グラフィックジップパーカー(1万2000円)/メッシュキャップ(3960円)/ナップザック(1980円)/ボディバッグ(5940円)/トートバッグ(8800円)でカラーも豊富、有名メーカー『デサント』とのコラボでクオリティはバツグン!

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