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日本人オーナーの服部茂章氏が率いる「HRE」も参戦 NASCARが5月よりレース再開

スポット参戦のエクスフィニティ第6戦は無念のリタイア

 アメリカでもっとも人気のあるストックカー・シリーズ「NASCAR(ナスカー)」は、新型コロナウィルス拡大の影響で、3月以降レースの開催を中断していたが、これを再開している。 無観客ではあるものの、5月17日にはサウスカロライナにあるダーリントン・レースウェイでカップ・シリーズの「The Real Heroes 400(勝者:ケヴィン・ハーヴィック)」が、20日には「Toyota 500(勝者:デニー・ハムリン)」が、そして5月19日にエクスフィニティ・シリーズの「Toyota 200(勝者:チェイス・ブリスコー)」と立て続けに3レースを開催した。

 また5月24日からはナスカーの聖地、ノースカロライナ州コンコードにあるシャーロット・モータースピードウェイでのナスカー3大シリーズがスタートした。

 ナスカーの3大シリーズのひとつである「GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES(トラック・シリーズ)」に長年参戦を続け、ナスカー唯一の日本人オーナーである服部茂章氏率いるHattori Racing Enterprises (HRE)も、エクスフィニティ・シリーズの「Alsco 300(200周/300マイル)」へスポット参戦、さらにトラック・シリーズ「North Carolina Education Lottery 200(134周/200マイル)」に参戦する。 まず、5月25日(月)にエクスフィニティ・シリーズ第6戦「Alsco 300」が東部時間午後7時半からスタートした。このレースも無観客で、イベント中のマスクの着用、サーキットへの入場・退出時の健康診断、ソーシャルディスタンスの確保、各施設へのアクセス人数の制限などを徹底して行われた。さらに練習走行と予選は行わずに、決勝レースのみを行うというレースフォーマットでの開催となった。

 HREは#61 AISIN GROUP / AISIN AW GR SUPRA(ドライバーはオースチン・ヒル)でこれに参戦。チームにとっては、練習走行でマシンのセッティングを詰めることが出来ない状態のまま、まさにぶっつけ本番のレースとなった。予選が行われないことからランキング順でグリッドが決められたが、HREの61号車はスポット参戦であるため26番手という後方からのスタートとなる。

 舞台となるシャーロット・モーター・スピードウェイは1周1.5マイル(約2.4km)のクアッド・オーバル。ターンのバンクは最大24度、ストレートでも5度のバンク角がある高速オーバルである。「Alsco 300」は、このコース200周300マイルで戦うレース(第1・第2ステージ45周、最終ステージ110周)だ。 HREのヒル選手は、スタート早々からポジションをひとつ上げ、さらにイエローコーションを挟んだレース再開時には23番手に、さらに14周目には19番手にまで浮上する。その後もイエローコーション明けのタイミングでポジションを上げていき、一時は13番手にまでポジションを上げ第1ステージを16番手で終える。

 第2ステージではここまでの荒れた展開から一転、淡々と周回を重ねていったが、61号車はタイヤの摩耗が進むと車両のバランスが安定しないという状態に陥り、21番手にまで順位を落として第2ステージのチェッカーを受けた。 このステージブレイクでは、給油と4本のタイヤ交換作業を行ったものの、ピット作業でスタッフが作業エリアに入るのが僅かに早かったとして、5グリッドの降格ペナルティを科されてしまい、最終ステージは26番手から臨むこととなってしまった。 そして迎えた残り110周の最終ステージでもヒル選手は着実に走行を重ねるも、このステージでは再びイエローコーションが頻発。168周目に出されたイエローコーションのタイミングで、チームは61号車をピットに呼び、終盤のバトルに備えサービスとマシン調整をしてコースに戻したのだが、コース上のパーツの破片を踏んでしまったためか、右フロントタイヤがブローし壁にヒット。61号車は激しく損傷、このレース173周でリタイアということとなってしまう。

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