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「HRE」率いるトヨタ・タンドラ 第12戦は今季初のロードコース【NASCARトラックシリーズ】

HREの16号車はトップ5フィニッシュ

 アメリカでもっとも人気のあるストックカー・レース・シリーズ NASCAR(ナスカー)で、唯一の日本人オーナーである服部茂章代表率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」。そのナスカーの3大シリーズのひとつである「GANDAR RV&OUTDOORS TRUCKSERIES(トラックシリーズ)」に参戦を続けていて、今季も昨シーズンに続きオースティン・ヒル選手を擁し、チームゼッケン16を付けたトヨタ・タンドラで挑戦を続けている。

 新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、このナスカー・トラックシリーズも、5月に第3戦からシリーズを再開をしたものの、全レース無観客、事前の練習および予選セッションなしの決勝レースだけを行うレースフォーマットとなっている。

 そして、現地時間8月16日(日)、アメリカ東海岸、フロリダ州にあるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイを舞台に、そのトラックシリーズ第12戦「SUNOCO 159」が開催された。デイトナといえば、デイトナ500をはじめとするレースでおなじみのオーバルコースが有名だが、今回はそのオーバルコースと、インフィールドのコースを組み合わせたデイトナ24hレースで使用されるロードコースとなる。

 これに速度抑制のためにターン4の出口にシケインを設けた特別仕様のコースとなる。トラックシリーズとしては、今季唯一のロードコースとなる。今回はこの3.6マイルのコースを44周(レース距離158.85マイル/第1ステージ12周 、第2ステージ13周 、最終ステージ19周)走る。

 現在シリーズランキングトップを快走している有力チームであるHREが、今回デイトナに持ち込んだのは、TRDカラーにラッピングされた#16 栃木トヨタ/福島トヨタ TRD TOYOTA TUNDRA。予選もないレースのため、くじ引きで決定されるグリッドは4番手を獲得した。

 16日(日)の正午にグリーンフラッグが振られた決勝レースでは、16号車を駆るヒル選手は2分5秒台後半のラップタイムで5番手の車両と一進一退の攻防を展開。そのまま12周目に第1ステージのチェッカーを受ける。このステージブレイクでは、素早い作業で給油と4本のタイヤ交換をこなしピット作業を行った車両の中で2番目でコースに復帰。ステージ終了後コースにとどまった車両に続く7番手から14周目からの第2ステージを迎えた。

 この第2ステージでは、17周目に7番手、18周目に6番手、21周目には5番手へとヒル選手は確実に順位を上げていく。またステージ後半には先にピットインする車両もあり、この第2ステージは2番手でチェッカー。このステージブレイクでもHREのクルーは給油と4本のタイヤ交換を素早い作業でこなし3番目にコースに送り出すが、先にピットインしていた車両がコースに留まっており、最終ステージは12番手からのスタートとなった。

 そして残り16周となる28周目に最終ステージがスタートした。グリーンフラッグ直後に10番手、次のラップで8番手に。さらに30周目にはベストタイムを刻んで7番手に順位を上げていく。その後、33周目にイエローコーションが出され、2台を残しトップグループはピットへ向かう。

 HREも16号車をここでピットに戻し給油と4本のタイヤ交換を行った。そして11番手からのリスタートを待つ。35周目に残り10周のレースが再開すると、直ぐにヒル選手は順位を上げていく。38周目に7番手、39周目に6番手と上げたのだが、ここで再びイエローコーションが出され、レースも残り2周と迫った42周目にリスタートが切られるがトラフィックに阻まれ、ここで9番手にポジションダウン。

 そして次ラップでこの日5回目となるイエローコーションが出され、最終ステージはオーバータイムに突入し46周目のチェッカーに切り替わる。グリーンフラッグが振られると一気に3台を抜いて6番手に上がった16号車は、さらに最終ラップに1台をパスし5位でチェッカーを受けた。

 16号車のトップ5フィニッシュは、今シーズン6回目となった。シリーズポイントではライバル勢がポイントを落とす中、着実にポイントを積み重ねたヒル選手はその差をさらに広げてランキングトップをキープした。続くトラックシリーズ第13戦は8月21日(金)にデラウェア州にあるドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行なわれる。

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