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服部レーシングのスープラは無念のリタイア【NASCAR Xfinityシリーズ第29戦】

レーススタート直後にウエットレースに

 アメリカでもっとも人気のある自動車レース「NASCAR(ナスカー)」の3大シリーズのひとつである「Xfinity SERIES(エクスフィニティ・シリーズ)」。その第29戦「Drive for the Cure 250 presented by Blue Cross Blue Shield of North Carolina」に、服部茂章代表率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」がトヨタGRスープラでスポット参戦した。 ナスカーの世界で唯一の日本人オーナーチームであるHREでは、昨年に引き続き、このエクスフィニティ・シリーズへのスポット参戦を続けている。車両はゼッケン61を付けたGRスープラ。ドライバーはHREのタンドラでナスカー・トラックシリーズに参戦しているオースティン・ヒル選手。9月の第27戦から3戦連続してのスポット参戦になる。 その第29戦の舞台はナスカーの聖地、ノースカロライナ州のシャーロットモータースピードウェイ。その1.5マイルのオーバルコースではなく、オーバルとインフィールドのロードセクションを使用したロードコースでの開催となる。オーバルコースもほぼ丸々活用するため「ローバル」という愛称が付いているコースは17のコーナーを持ち、全長は2.28マイル(約3.6km)となる。 今回もこれまでのレース同様、練習走行・予選は行わないで決勝レースのみを行うレースフォーマット。決勝グリッド順はクジ引きにより、ヒル選手は27番グリッドからスタートとなった。そして10月10日(土)午後3時30分からレースはスタートした。今回は第1ステージ20周、第2ステージ20周、最終ステージ27周の3ステージ、67周で争われる。

 今回アイシン・エィ・ダブリュのカラーリングが施された「#61 AISIN AW/AISIN GROUP TOYOTA GR SUPRA」は、14列目イン側からスタートを切ると、オープニングラップで26番手、翌周に25番手に、とポジションを上げるも、雨が降り始め、コースはすぐにウエットコンディションに変化。天候の回復がすぐに見込めないということで、イエローコーションが出されると全車が一斉にピットインし、全車がウエットタイヤに交換してコースに戻る。 6周目に再開のグリーンフラッグが振られるとウエットコンディションでの混乱の中32番手から25番手にジャンプアップ、さらに翌周にも3台を攻略し、このリスタート後の2周で10台をパスして22番手に浮上。雨足は次第に強くなり各車ペースが落ちる中、ヒル選手はさらなるポジションアップを目指して走行を続けていった。

雨溢れるコースコンディションでスピン続出

 しかしレースが10周を過ぎた辺りから天候は更に悪化、集中豪雨に近い最悪のコンディションに変わっていく。コース上にはいくつもの川が出現し、ターン5には雨水が集まり、側溝に入りきらない水がコース上に溜まって池のような状態になっていく。コースのいたるところでスピンする車両が出現するもなかなかイエローコーションは出されない。

 ヒル選手も13周目のこのターン5でコースアウトし、アウト側のバリアに接触したが、その直後を走っていたマシン2台が同じ場所でコントロールを失いスピンし、スピン後止まっていたHREの61号車に追突。ここでようやくイエローコーションが出されレースは中断となるが、すでに61号車は追突によるダメージが修復不可能な状態で、36位でレースを終えることとなってしまった。 10月17日(土)にカンザス戦、さらに翌週末のテキサス(エクスフィニティ10月24日/トラックシリーズ10月25日)とこれから2週連続でレースがあるが、HREは、トラックシリーズとエクスフィニティシリーズへのWヘッダーで2戦連続で参戦することとなる。

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