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このご時世に「3ペダル」でぶん回せる喜び! サーキット御用達のMT「軽自動車」スポーツ5選

ランニングコストも抑えられ走る楽しみもある

 維持費やタイヤ代といったランニングコストが安いだけじゃなく、振りまわせる適度なパワーも大きな魅力の軽自動車スポーツ。サーキットを駆け抜ける姿がよく似合う、現時点で新車が購入できるモデルを紹介していこう。

1)スズキ・アルトワークス

 まずは汎用性の高さで人気のアルト。現行型であるHA36Sのデビューは約5年前とそれなりに経つが、トップグレードの『ワークス』にはトランスミッションが5MTと5AGSの2種があり、さらに駆動方式も2WDと4WD両方設定されているなど選択肢は幅広い。

 エンジンは64ps/10.2kgmとノーマルでもパワフルで、車重も5ドアとしては相当に軽い670kg(2WD&5MT)を誇っている。さらにリヤシートは大人でも窮屈さをそれほど感じない広さがあり、燃料もレギュラーなのでガソリン代の面でも有利だ。なおNAモデルにも5MTの設定があり、100万円を軽く下まわる新車価格なのが魅力。

2)ダイハツ・コペン

 オープンカーで非日常を味わうなら、LA400K型のコペンを勧めたい。スポーティな走りは先代モデルのL880K譲りだけど、それ以上に魅力的なのは3タイプの異なるスタイルを用意している点。

 ローブ/エクスプレイ/セロといずれも個性的で、ローブとセロは互いの外装パーツを交換することで着せ替えが可能だ。エンジンは64ps/9.4kgmと必要にして十分なパワフルさがあり、2019年にはトヨタから第4のモデルとして、OEMの『コペンGRスポーツ』がラインナップされた。

3)ホンダS660

 オープンカーではより走りに特化した、S660を忘れてはいけないだろう。1996年で生産を終了した名車『ビート』の実質的な後継モデルに当たり、64ps/10.6kgmのエンジンや軽自動車としては初の6速MTを採用する。ミッドシップのレイアウトや後輪駆動をビートから引き継ぎ、アフターパーツも多くチューニングやドレスアップも楽しめる。

4)ホンダN-ONE

 ホンダではフルモデルチェンジしたばかりの、2代目N-ONEも大いに注目したい。以前からウワサされていた6MTが『RS』グレード搭載、軽自動車では初のFF&ターボ&6MTというパッケージになった。

 走りのよさを予感させるグレード名に相応しく、ミッションはクロスレシオ化したギヤを採用、さらにターボラグが少ない電動ウエストゲートを筆頭に、最先端のテクノロジーが惜しみなく投入されている。現行モデルではワンメイクレースも大盛況なので、ますますサーキットで見かける機会が増えそうだ。

5)ケータハムセブン160

 最後は番外編でイギリスの自動車メーカー、ケータハムが販売している『セブン160』で締めたい。クラシックなフォーミュラカーのような外観を持つケータハムの代表的なモデル『セブン』に、先代アルトやカプチーノなどに搭載されていたK6Aターボをドッキング。

 エンジン自体は80psと出力が高められており、車重もわずか490kgと他の軽自動車を寄せ付けない軽さを実現、加速やコーナリングの鋭さは改めて説明するまでもない。ネックとなるのは400万円を超える価格だが、性能と唯一無二のキャラクターを考えれば、それだけの価値は十分あるに違いない。

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