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アウトドア御用達の「ハンモック」が家でも楽しめる時代! 意外に多い種類と選び方

“おうちキャンプ”でも注目の「ハンモック」

 これまではファミリーキャンプのお昼寝用として使われることの多かったハンモックですが、ここ数年ソロキャンプが注目されるようになり、ハンモックで寝泊まりする人が増えています。地面からの冷えもデコボコも感じることはなく、包まれるような寝心地はとっても新鮮ですし、とにかく快適!

 2020年に入ってからは「おうちキャンプ」を楽しむ人たちにもハンモックが広まり、売れに売れているそう。そこで今回は、シーン別にハンモックの選び方をご紹介したいと思います。

お部屋での設置方法は「フック式」か「スタンド式」

 ハンモック自体は全長3m程度。ハンモックを支える頑丈なフックを取り付けられる柱や梁(はり)が部屋にあれば、6畳間でも使えます。

 一方で賃貸のため壁に穴を開けられなかったり、持ち家でも壁の強度が不足しているような場合はスタンドが不可欠。ところがハンモックのスタンドは思いのほか大きいのです。小型スタンドであっても2.5×1mほどの面積が必要で、6畳間なら部屋の対角を使います。

 室内でハンモックを楽しむには、使えるスペースがどれくらいあるのか確認することが第一歩。その面積に収まるスタンドのサイズから選ぶしかありません。スタンドによっては指定外のハンモックでは張りが強すぎる・たるみすぎるなど、良い具合に取り付けられない場合があるので注意してください。

手軽な「ハンモックチェア」

 スタンドが収まりきらないけど諦めたくない人は、ハンモックチェアはいかがでしょう。これならスタンド設置に必要な面積は1.8×0.9m程度に抑えられます。

 たとえば「ロゴス/3WAYスタンドハンモック」であればベランダやキャンプ場ではハンモックで昼寝、室内ではハンモックチェアとしてくつろげます。ハンモックとして使わないときは洗濯物を干すハンガーラックになります。ハンモックスタンドが重くて結局使わなくなる……というのを避けられますよ。

 もうひとつ、「ニュートラルアウトドア/ハンモックベッド」はコット(簡易ベッド)のようなデザインですが寝心地はハンモック。1.9×0.8cmの広さがあれば設置できますし、何よりも軽く、ちょっと移動させるのも楽にできます。

ベランダ、デッキなら手すりや柱を利用

 ベランダやウッドデッキなら手すりや柱を利用できる場合が多く、スタンドなしでもハンモックをセットできる可能性大。ハンモックを柱にくくりつける際は、難しいロープワークなんて不要です。

 大抵のハンモックにはカラビナが装備されていますし、チェーン状のハンモック用ロープを柱に巻き付けて、ハンモックのカラビナをひっかけるだけでセット完了。ハンモックの生地は、肌触りの良いコットンでも、軽くて強靱な化繊でも、お好きなデザイン、肌触りのモノを。

 お隣の視線が気になるなら「カクーン/テントハンモック」も良いでしょう。ただし、屋外では紫外線や雨によって室内利用よりも汚れ・劣化しやすくなります。何日も吊りっぱなしにするのは避けたほうが無難です。

庭やキャンプで使うなら軽量で「蚊帳付き」のタイプを

 「自宅の庭でも使うし、キャンプでもハンモックで眠りたい」という人には、蚊帳付きハンモックを選んでおくと嫌な虫に悩まされることはありません。

 もし、木にハンモックを取り付ける場合は、幅広テープを使うなど木への保護を忘れずに。キャンプ場の場合、木にロープを巻き付ける行為を禁止していることがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

 ハンモックを吊せそうな木が1本しかない場合は「片側スタンド」を使って固定します。トライポッドのようなスタンドで、使わないときはスリムに収納できます。また、駐車場と隣接した庭ならシートベルトを使うハンモック用フック、ヒッチ利用のハンモックスタンドを使ってもいいでしょう。

 ハンモックは一人用で通常、耐荷重80kg以上あります。これは静止耐荷重といって、静かにハンモックに乗ってゴロリと過ごす状態での安全を示す数値であり、ブランコのように漕ぐ、ハンモックの上で飛び跳ねるといった使い方は考慮されていません。とくに小さな子といっしょのときは十分注意してください。

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