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合法で「雪道の全開走行」が可能! 冬期限定の「クローズドコース」5選

ウデを磨くには最高の雪上走行

 冬はモータースポーツのオフシーズン? 確かに大半のイベントはお休みだけど、冬しか走れない特別な場所もあるのだ。クルマの挙動を覚えたりコントロールの勉強、そして単純に走って楽しい雪上コースを紹介しよう。

1)エビスサーキット(福島県)

 まずはドリフトの聖地として有名な、福島県のエビスサーキット。雪が積もったとき限定なので事前に予定を立てにくいが、通常はレースなどさまざまなイベントが開催される西コースや東コースで雪の上を走行できる。時間帯は雪の状況によって変わり、車種はスポーツカーに限らず軽トラでも何でも可。ただし当然タイヤはスタッドレス限定だ。開催は前日にウェブサイトで発表されるので、休日が近くなったらマメにチェックしよう。

 

2)御岳スノーランド(長野県)

 続いては「本州で唯一のウィンターモータースポーツエリア」を謳う、長野県の御岳スノーランドをチェックしてみたい。冬季に閉鎖される一般道をモータースポーツ用に開放しており、地元の自治体や宿泊施設やレストランが後援しているのも面白い。コースはいくつかの区間に分けられており、今シーズンは基本的にふたつをメインとして使い、雪の状況により追加される可能性があるとのこと。営業日はウェブサイトで確認することができ、占有のほか毎週のようにフリー走行日も設けられている。

 

3)群馬サイクルスポーツセンター(群馬県)

 ほかに本州ではビデオマガジンの収録で知られる、群馬サイクルスポーツセンターも雪上走行を開催している。ここで紹介する施設の中では、首都圏からもっとも近距離に位置する施設。タイヤ交換用の屋内スペースやレストラン(ランチのみ営業)が完備されていたりと、ユーザビリティの高さも魅力だ。今シーズンの雪上フリー走行会は2021年1月9日にオープンし、基本的には土・日・祝祭日のみの営業となるが、5台以上集まれば平日でも走行可能だという。2月末まで雪上走行が楽しめる予定なので、参加希望の人はホームページで確認してほしい。

4)十勝スピードウェイ(北海道)

 また北海道には気候を活かした雪上コースが豊富にあるようだ。かつてはスーパー耐久レースなども行なわれていた、十勝スピードウェイは毎シーズン1月から2月の下旬にかけて、冬期コースを作りイベントやテストに利用されている。個人のフリー走行ではなく占有での貸切を想定しており、事前に連絡すれば氷盤コースやレイアウトの設定も可能な範囲で反映してくれるようだ。

 

5)新千歳モーターランド(北海道)

 ほかに北海道では新千歳空港すぐ近くの「新千歳モーターランド」でも雪上走行が楽しめる。一般のフリー走行だけじゃなくレンタル車両を用意したり、入門モータースポーツとして人気のオートテストの開催、レンタルカートによる耐久レースなど盛りだくさん。自分のクルマを持ち込むのはハードルが高いと思う人も、レンタルなら旅行がてら気軽に雪上走行を体験できるし、予約すればインストラクターの手配も可能だ。

 舗装路よりも低い速度でドリフトなど挙動の変化が起きるため、マシンコントロールの練習に最適な雪上走行。冬も休まずにウデを磨きたいドライバーはもちろん、アトラクションのひとつとして遊びたい人にもオススメだ。雪上走行が可能な営業日が限られているケースもあるので、まずは各施設のウェブサイトから営業日時や参加方法などについて確認してほしい。

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